かつて恋仲を疑われた男性は「恋心がなかったといえばウソになる」
小川市長の後援会は一連の報道をどう受け止めているのか。後援会で役職につき、小川市長の選挙を支えてきた男性に話を聞いた。
「脇が甘いというか、何やっているんだろうなという気持ちです。何もかばう気がないです。いつもね、彼女は選挙前だけ一生懸命なんですよ。政策も“女性が輝く社会”とか掲げてね」
この男性は一度、後援会から離れた時期もあるという。その理由を「応援したいと思う気持ちが薄れていった」と話す。
「国政に行きたいとも話していたが、まずは目の前のこと、県議や市長の職に、しっかり取り組んでほしかった。若くて頑張っている印象を受けるけど、その発言でちょっと残念だなと思ったこともあります」
いっぽうで、男性関係について「今回の“不倫疑惑”は知らなかった」「驚いた」と語る。ただ、これまでにも小川市長の“モテ話”は聞いてきたという。
「特定の支援者の男性のひざに手を置くとかはあった。距離が近いと思われたら仕方ない。小川市長は豪快なところがあり、男女ともに近いからね。詳しくは言えないけど誤解されがちですね。関係がうわさになった元支援者もいたね」
かつて、小川市長との関係性が噂された元支援者の男性にも話を聞いてみた。男性と小川市長は数年前、一緒に外出する姿が見られるなど、後援会や一部の市議の間で噂になっていた。
男性は小川市長との男女関係については「ないです」と否定。「でも。うわさが流れるのはわかる。私も応援したいという気持ちはあったから、彼女を支援してきた」と語った。
約40分間の取材で男性は今回の“不倫報道”に対しての不満を漏らしていたが、記者が「あなた自身は本当に小川市長に対して恋心はなかった?」と聞くと以下のように答えた。
「なかったとは言い切れないかもしれない。正直、ちょっと微妙ですけどね。だけど、相手が公職だから、無理だっていうところは、私自身が自覚している。なんつうの、一緒にならなくても、それはそれでいいみたいなね。
僕は恋愛において、人を思いやることで自分自身が満足するっていうスタイルなんだよ。そんな生き方をしてきた。気づいたら、年もどんどん取っちゃってね。うまくいかないなと思うときもあるけど、結果を求めなければ楽じゃないですか。逃げているといえば、逃げているかもしれないですけど。
正直、(小川市長のことを)魅力的な人間なんだっていうところはありましたし。政治家としても、もちろん魅力的に感じていましたよ」
元支援者は“片思い”だったということか。
今回報じられた市職員は仮に小川市長が話すように、ラブホテルに行っても男女関係がなかったのなら、どのような気持ちでラブホテルに入ったのだろうか……。不倫報道以降、男性職員には“降格処分”があったと一部で報じられている。
小川市長は10月2日、市議会全員を対象に一連の問題を説明する方針だという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班