“7月5日の予言”とは何だったのか

2025年に社会を大きく騒がせた現象といえば、「令和の米騒動」だ。この出来事も占星術的な根拠があったとか。

「改革の天体であり約7年半ごとに星座ひとつ移動する天王星は、今年7月まで食や経済を表すおうし座にいました。考えてみれば、近年は昆虫食でしたり、プラントベースミートだったりと食への変革の話題も多かった。そして、最後に日本人にとって非常に大きな米問題が起きたというわけです」

2025年11月から2026年4月まで、天王星はおうし座へと移動(逆行)した後の約7年はふたご座を運行するようだが、食、とりわけ米の問題は落ち着きを取り戻すのだろうか。

「ふたご座は流通を表す星座です。トランプ関税もありますし、物流のいわゆる2024年問題が顕在化することも考えられますので、物流に関して今後約7年間は大きな問題を抱える可能性はあります。

一方で、ネガティブなことばかりとは限りません。ドローン配達や自動運転など、新たな流通に関して実験的な取り組みも増えていくはずです」

水晶玉子氏
水晶玉子氏

2025年の大きな話題といえば、7月5日に日本で大災害が起きるとの予言が大きな話題となったが、玉子先生はこれをどう見ていたのか?

「天災はいつ起きてもおかしくないので、私も災害用に水は用意してましたけどね(笑)。ただ、災害の予言ってだいたい当たらないんですよ。

世界は『天の気』『地の気』『人の気』で成り立っているものだとして、実際、今年の夏は悪石島などトカラ列島で地震が頻発していたり、フィリピン・ネグロス島での火山の再噴火やカムチャツカ半島で大きな地震があったりと、『天の気』と『地の気』が騒いでいたのは間違いありません。

ですが、例の噂でみんなが災害に対して意識したことで、それを『人の気』が抑えたとも考えられます。だから災害の予言は当たらない。逆を言うと、人が注意していないと災害は起こってしまうとも言えます。ほら、『天災は忘れたころにやってくる』と言うでしょう?」