2025年のここまでを振り返る
西洋占星術(星座占い)の基礎となるのがホロスコープ。
ホロスコープとは「太陽」「月」「水星」「金星」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」「冥王星」という10個の天体を中心に、現在、地球から見て12星座のどこに位置してるのかという配置図のことで、その情報を基に運勢を占う。
一方で、玉子先生が発表した「オリエンタル占星術」は、月の位置によって決まる“27種類の宿”から吉凶を読み解く東洋のホロスコープ、「宿曜経」(しゅくようきょう)をベースに現代風にアレンジした新しい占星術だ。
さらに、60年で運気が一巡する十干十二支(じっかんじゅうにし)という概念なども踏まえ、2025年がどんな年だったのかを玉子先生に改めて解説してもらった。
「約20年に一度、土星と木星が重なる『グレートコンジャンクション』という天体現象が2020年に起こっています。
過去、約200年のグレートコンジャンクションが地の星座(おうし座、おとめ座、やぎ座)の中で重なっていたのですが、2020年以降の約200年、今度は風の星座(ふたご座、てんびん座、みずがめ座)で重なるようになります。
西洋占星術でいう地の時代から風の時代への変化とは、この現象をさしているんです」(水晶玉子先生、以下同)
2020年といえば言わずもがな、世界が新型コロナ禍に包まれた年だ。
「この年を機に新しい時代への曲がり角が始まり、そのカーブを曲がり切るのが2025、26年だというのは、西洋占星術だけでなく、東洋の占術でも示されていることでした。
というのも、占星術において破壊と再生を司るとされる冥王星が、2024年の11月に枠を越えた連携を意味する水瓶座に入るからです」
公転周期が約248年ある冥王星。ちなみに前回、冥王星がみずがめ座に滞在していたときに起こったのがフランス革命だった。
「フランス革命ほど歴史的な大事件が今後起きるかはわかりませんが、みずがめ座は「自由」や「友愛」を司る星座であり、IOCや国連など国境を越えて連携する団体の見直しや再編が進んでいるのは、こういった星のめぐりが関係しているような気もします」