劇場ごとに差が広がる映画料金
こうして劇場間の差別化が進むなか、かつては全国一律だった鑑賞料金にも差が広がっている。今回話題になったティ・ジョイは、今年9月1日から一般鑑賞料金を2200円に値上げする。
一方、TOHOシネマズは2000円、イオンシネマは1800円と、同じ映画でも劇場によって価格差が出ている。
映画館のマナー問題は、鑑賞料金の値上げやプレミアムシート導入といった「環境づくり」で、ある程度は改善されてきた。だが、今回のようにそれだけでは防ぎきれない個人の悪質なバッドマナーもある。こうした課題にどう向き合うのか──劇場側も頭を悩ませ続けている。
取材・文/集英社オンライン編集部