”ほぼメジャー仕様”ユニ
オールドファンを歓喜させたのは、2023年に甲子園春夏連続出場するなど躍進した北陸(福井)。白地に赤と黒のラインが入るデザインは、かつてパ・リーグに存在した阪急ブレーブスにそっくり。
同校の林孝臣監督がオリックスの選手が着用した復刻ユニホームを見て、デザインを気に入り導入したという。
また、MLB・ダイヤモンドバックスのかつてのユニホームを参考にデザインされたのは、浜松開誠館(静岡)だ。高校野球では見慣れない、チャコールグレー地のユニホーム。
帽子、胸マーク、ソックスは赤で統一され、高校野球ファンの間で「格好いい」と話題になった。なお、新ユニホームを導入した佐野心監督は、常葉学園菊川(静岡)在任時にはMLB・ヤンキースと酷似したユニホームを取り入れている。
今後の甲子園出場が期待される新興勢力のなかでは、オイスカ浜松国際(静岡)のインパクトがずば抜けている。
基調となる色は、なんと紫。2022年度に学校名がオイスカからオイスカ浜松国際に変更になるにあたりデザインを一新。広島県の企業チーム・伯和ビクトリーズの紫地のユニホームを参考に作られたという。
なお、今夏の同校には大橋令和(れお)というドラフト候補が出現し、その名前とともに新時代の到来を感じさせた。
歴史のある伝統校のなかには、地元ファンは見慣れていても、初めて見る人に衝撃を与える例も珍しくない。