僕らの曲は童貞感がある(笑)
ORANGE RANGEは、「上海ハニー」「イケナイ太陽」を筆頭にやんちゃなイメージのある楽曲を多数発表してきた。7月16日に配信された新曲「裸足のチェッコリー」も、彼ららしさにあふれる夏のパーティーチューンだ。
――ORANGE RANGEと聞くと、“やんちゃ感”があるイメージです。当時のみなさんも、やんちゃでしたか?
HIROKI いやいやいや全然。たしかに僕らの曲は、ちょっと下ネタっぽいワードもあったりしますけど、でもよくよく曲を聞いたら、成就してない歌の方が多い。だから、童貞感。僕らの曲は童貞感がある(笑)。
NAOTO 「100%、あの子を落とすぜ」っていう感じじゃないもんね。
HIROKI そうそう、小学生がう●ことか言ってるようなレベルです。でも、(メンバーの)RYOさんはちょっとやんちゃだったかな(笑)。でも、あいつもどんどん大人になってきたというか。飲むエリアが変わってきてるよね。
NAOTO そう、どんどん庶民派になってきてる。
HIROKI 昔は六本木とか派手なエリアだったけど…。
NAOTO 今は下町っぽいところで飲んでるらしいです(笑)。
――「イケナイ太陽」は勢いがすごい曲ですが、どんなテンションでレコーディングをしていたんですか。
HIROKI 実はあんまり記憶がないかなぁ。常に締め切りに追われているような感じだったから。
NAOTO いろんな曲の思い出が混ざってるんだよね、この曲に限らず、何曲か同時に並行して作っていたので。
――それこそやんちゃなイメージがあるので、お酒を飲みながらレコーディングをしてたり?
HIROKI それはないですよ(笑)。スタジオを何日も押さえてもらって、そこで楽曲を作りながら、MVを撮影しながらみたいな感じでしたね。
12時ぐらいにスタジオに入って、まずみんなで飯を食って。お腹いっぱいになったらちょっと眠くなって、夕方から徐々に始めて、深夜のテンションで歌詞が出来上がるっていう(笑)。
NAOTO 深夜のテンションはあったね。沖縄から出てきて合宿みたいな感覚だった。
HIROKI 今はもうちゃんとプリプロ(※)をして形になったあとで、今日録りましょうってなってます。それが当たり前なんですけど(笑)。(※プリプロダクションの略、映像・音楽制作などのプロジェクトで、本番の作業に入る前の準備段階のこと)