サングラスを解禁する公務員

6月12日、熊本城の運営センターは公式サイトにて、「屋外接客スタッフのサングラス着用」についてアナウンスした。

〈熊本城運営センターでは、直射日光の乱反射による各種事故の防止や、紫外線による目の健康被害を防ぐため、スタッフがサングラスを着用する場合があります。その他、暑さ対策として、給水・冷却グッズ・日よけなどを活用し、着席してご案内を行うことがあります。皆さまのご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます〉

熊本市は高温多湿な盆地に位置し、駐車場などコンクリートの照り返しが強い場所では夏の体感温度は40℃を超えることもある。そこで運営スタッフはサングラスのほか、空調服なども使用して接客を行なっているようだ。

こうした動きは警察や消防の現場にも広がっている

5月には京都府警がサングラスの導入を開始。さらに6月20日、長崎県警察の公式Xも、〈猛暑がやってくる!しかし、警察官は倒れるわけにはいかない!〉〈だから…サングラス着用!〉と投稿した。

7月1日には、岡山県警察が〈夏の日差しが強いときは、警察官がサングラスをかけることがあります。日差しも犯罪もシャットアウトの精神で今日も頑張ります〉とポスト。茨城県のつくば市北消防署も、〈7月1日から緊急車両運転中のサングラス着用が可能となりました。安全な走行を目的とした措置になります。どうぞご理解ください〉と公表した。

いずれの投稿も「ご理解ください」と市民への理解を促しており、従来の“サングラス=不適切”という空気の名残が感じられる。しかし一方で、SNSでは肯定的な意見も相次いでいる。

日本の警察官もこんな感じに?(画像/Shutterstock、以下同)
日本の警察官もこんな感じに?(画像/Shutterstock、以下同)

〈サングラスに対してなんか変なイメージあるのって日本くらいなのでは〉

〈紫外線から目を守る事も出来るし目線を隠せるから警察官には必須だと思う〉

〈むしろ今までなんでやってなかったのか。お偉いさんを小一時間問い詰めたい〉

〈全然いいと思います。むしろバカな庶民の声にいちいち断りを入れなくてはならないこと、痛み入ります〉