「男は結婚すると超ラク」といわれていた

昭和の時代は男がまだまだ強くて、家に帰っても「フロ」「メシ」「ネル」しか喋らないダンナがたくさんいる、などといわれていた。結婚した女性のほとんどは専業主婦になっていて、大半が「養ってもらっている」との意識を持っていたため、そうした場合でも不平不満を表に出すことはほとんどなかった。

筆者も若い頃はよく職場の上司から、「結婚すると信じられないほど楽だぞ」「家に帰ると飯ができてて風呂が沸いてるし、掃除も買い物も一生しなくていいんだぞ」「しかも夜のサービス付きだぞ」などといわれていた。

今は、家事も分担が当たり前となって、男もゴロゴロしてはいられなくなった。そもそも、右記のようなことを話して、それが女性たちに伝わるだけでも、「女性差別の最たるもの」として突き上げられるのは必至であろう。

昭和時代は家庭内の夫婦の家事分担が当たり前ではなかった
昭和時代は家庭内の夫婦の家事分担が当たり前ではなかった

いつの間にやら滅多なことはいえない世の中になってしまったが、これも時代の流れというべきなのかもしれない。