女性配信者から「甘え」の要求が次第にエスカレートし…
Bさんは言う。
「私はあるアイドルグループを推してるのですが、同じグループ推しの某女性配信者からInstagramをフォローされたことをきっかけにグループの話で盛り上がりました。普段、男性ファンと絡むことはあっても、女性ファンと絡むことは新鮮だったので、いつしかこの女性の配信を見るようになりました。そのうち彼女が『配信中にアイテム(配信者への投げ銭と同様)を投げてほしい』と甘えてくるようになったんです」
最初のうちは甘えに乗ってアイテムを投げていたと言うBさん。その女性とアイドルグループの話で盛り上がったり配信を聞いたりしているときは夢中になれたからだと言う。
「元妻は私の趣味を理解する人じゃなかったし、女性で同じ趣味の理解者に出会えたことが嬉しかった。子どもとの面会も最近はほとんどないし、生きがいというか趣味がそのアイドルグループくらいだった私にとって、その女性とのやり取りは楽しかったのです」
だが、その女性配信者からの「甘え」の要求が、だんだん過剰になってきたという。
「最初は数千円単位のアイテムを贈っていましたが、次第に数万円単位のアイテムを要求してきました。他のリスナーの中には平然と毎日のように数万円単位で投げてる人もいて、リスナー同士の競争のようになる。そのうち『自分はこの人を応援してるのではなくて、アイドルグループを推しているんだった』と悟ってからは、すぐに冷めて離れました」
いまや国民的ワードにもなった“推し活”。ライブ配信もその一環と言えよう。推すほうも推されるほうも、トラブルに発展しないことを願うばかりだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班