「通天閣ジャックあらわる!の巻」(ジャンプ・コミックス143巻収録)
今回は、大阪出張をした両さんと中川が、通天閣で事件に遭遇するお届けする。
大阪に赴いたふたりは、通天閣署の警察官・御堂春(みどう・ハル)の家に泊まることに。春の家は、お袋さんが営む串カツ屋だ。
串カツといえば大阪のソウルフードのひとつ。たこ焼き、お好み焼き、うどん、いか焼き、そして串カツ……。いずれも小麦粉を使っており、いわゆる「粉もの」文化圏を形成している。
そんな大阪の住人である春の家での朝食はトーストだ。本作中、両さんと中川は相伴にあずかっている。本作の続編である「大阪の一番熱(アツ)い日!!の巻」(ジャンプ・コミックス143巻収録)でも、春の6人の弟たちの朝食として、大量のトーストが焼かれている。
もしかして、パンも小麦粉を原料としていることから「粉もの」として認識されているのだろうか。
大阪には、お好み焼きをおかずに白米を食べる「お好み焼き定食」なるメニューが存在するが、「お好み焼きパン」もまた実在する。
パン生地の上にピザのようにお好み焼きの具材を乗せて焼いたものと、焼きそばをお好み焼き的なパンの間に挟んだものとがあるようだ。
こちらは「お好み焼き定食」とは異なり、コンビニなどで扱われていることもあるので、一度チャレンジしてみてはどうだろう。
それでは次のページから、粉ものの聖地・大阪でのパン食と、それに続く予想外の大事件をお楽しみください!!