「わしは王様だの巻」(ジャンプ・コミックス135巻収録)

今回は、誕生日のプレゼントに「とあるもの」をもらって、果てしなく調子に乗っていくお話をお届けする。

「とあるもの」が何かを明かしてしまうと即ネタバレにつながるため、ここは黙って本作をお読みいただければと思う。

ちなみにこのプレゼントは、中川の「一生に一度くらいは」という心遣いによるものだが、彼が両さんの誕生日を祝うためにどれだけ尽くしているかは、3月4日からお届けしている「超豪華わしの誕生日!!の巻」(ジャンプ・コミックス152巻収録)をご覧いただければわかるだろう。

そしてさらに驚くべきことに、両さんの誕生日のために中川が粉骨砕身する、究極のエピソードが存在する。それが「今日は私のバースディの巻」(ジャンプ・コミックス193巻収録)だ。

このエピソードで中川は、ローリンクル・ストトンズによる生歌バースデーソングの披露、映画界の巨匠との生対談、エリック・プランクトンとポール・マッカチンをバックに従えての東京ドームでの両津ワンマンライブ、和洋中のトップシェフが腕を振るう夕食などを、数年前から綿密な仕込みを行い、準備してきた。

天下の中川グループの総力を上げた末にようやく実現させた誕生日祝いだというのに、肝心の両津がそれをすっぽかして知人の結婚式に向かってしまう!

これが失敗に終われば、中川グループの沽券と信用に関わる事態に! かくして中川の苦難の一日がはじまるのだ……。

「今日は私のバースディの巻」より。事前に伝えておいたのに両さんは消息不明……。温厚な中川も遂にマジギレ!!
「今日は私のバースディの巻」より。事前に伝えておいたのに両さんは消息不明……。温厚な中川も遂にマジギレ!!

それでは次のページから、誕生日に意外なプレゼントをもらって調子に乗りまくる両さんの暴走ぶりをお楽しみください!!