なぜ告知なしの“サイレント復活”? 広報にたずねると…
2022年に公式Xへ投稿された「一番好きなメニュー」のアンケート結果で5位という好成績だった「牛鍋丼」。これだけファンの多いメニューが、なぜ“ひっそり”と復活したのだろうか。
株式会社吉野家の企画本部・宣伝広報担当に聞いてみたところによると、「牛鍋丼」は「実験商品」という位置付けで、現在行なっているのはテスト販売だという。
販売店舗数は「関東圏を中心に30店舗」で、具体的な店名に関しては「実験商品のため」として非公開。かなり限定しているようだ。
告知がないのもこうした背景によるもので、「実験商品のため販売店舗のみの告知としております」と担当者は回答。販売対象の30店舗で、ポスターや垂れ幕を掲示するに留まっているという。
同社の公式サイトによると、国内の吉野家は全国で1259店舗。うち30店舗でしか販売していない上、対象店舗の告知もないとなれば、たまたま遭遇するのはかなりラッキーだろう。
復活したはいいものの、お目にかかることすら難しい「牛鍋丼」。
今回、一部店舗とはいえ復活した理由について、担当者は「お客様から復活を望む声が大きかったため」と、ファンの意見をふまえた判断だと明かしている。
今後の全国販売についても、「実験での販売のため、今はまだ検証段階となります」と、反響しだいであることをうかがわせたのだ。