恋愛強者3割の法則とは
SNSの普及など若者を取り巻く環境は大きく異なる1980年代と現代。それでも恋愛経験率は同程度であるのに、婚姻数にここまで差が生まれているのはなぜなのか。
荒川さんはその疑問に答えるべく「恋愛強者3割の法則」を提示してきた。一体どんな法則なのか。詳しく聞いてみたところ、こんな説明をしてくれた。
「いつの時代でも恋愛を謳歌できる“恋愛強者”は男女とも3割程度。その下に恋愛経験がある中間層の4割と、経験がいっさいない弱者3割で割合構造になっています。これは高校生に限った話ではなく、大学生でも社会人でも時代関係なく比率は一緒です」
では1980年代は現代と違ってなぜ多くの人が結婚していたのだろうか。
「結論からいうと、別に結婚に恋愛力なんて関係ないんです。
1980年代はお見合いも多少残っていましたが、大多数が職場結婚でした。ずっと独身の部下がいたら上司がその相手を探すような時代。今は職場で異性の相手を飲みに誘うだけでリスクになるような時代ですが、1980年代はそうした“余計なお世話”や“お節介”で結婚というのは作られていったんです」