クリスマスイブよりにぎわうも、ファンにとっては「比較的穏やか」

取材班は昨年のクリスマスイブにも来園して実地調査を行なったが、この日はそのときを大きく上回る客入りだった。

チケット価格がクリスマスイブより2500円安い8400円であることが影響しているのか、それとも新イベントを目当てに多くのファンが駆けつけたためなのか理由は定かではないが、平日とは思えないほどのにぎわいを見せていた。

東京ディズニーシーの最寄りであるディズニーリゾートラインの駅(撮影/集英社オンライン)
東京ディズニーシーの最寄りであるディズニーリゾートラインの駅(撮影/集英社オンライン)

このにぎわいを象徴するかのように、入園ゲート近くのショップ「ガッレリーア・ディズニー」では整列用のロープが張られ、グッズを求める人々が集まっていた。

人だかりというほどではないものの、明らかに活気づいている様子。来園者はこう話していた。

「今日から始まる新グッズの販売目当てで来ました。個数や入店に関していろいろと制限があって、新グッズの購入にはアプリでの予約が必須になっています。私も入園してすぐにアプリで入店予約をして、時間になったので来ました」(女性)

ショップに入ると、前回の実地調査で訪れた際には自由に入れた販売エリアの一部がロープで仕切られ、入れなくなっていることに気づいた。

ロープ前には監視役と思しきキャストも立っている。奥をのぞくと、今日から販売が始まった新グッズが多数並んでいた。

「新グッズはほかのショップでも販売されていますが、ここは今回の新グッズだけの専用売り場なんですよ。すでに今日分の入店予約が埋まってしまった場所もあるようです」(同前)とのことで、その盛況ぶりがうかがえた。

しかし、当初予想されたような混乱はほとんど見られなかった。

話を聞いた女性は、新グッズの発売日には必ず訪れるという常連だそうだが、この日の様子について「普段は、商品をゴソッとカゴに入れて、その場で選別したり、大量に入れたままレジに行ったりする人がいるのですが、今回はそうした“ゴソッと買われるもの”がオンライン限定なので、比較的穏やかですね」と語ってくれた。