令和の時代に「母」が求められるもの

令和の時代に「母」をやるには求められるものが多すぎる。

「女は良妻賢母でおればよい」という「基盤」時代がよかったとは思わないけれど、心も体も強くなければこなせない令和のワーママ業務は人を否応なしにゴリラにさせる。

母親だけでなく、令和のワーパパもまた「基盤」時代の父とは違った精神力と体力が求められているのだろう。

夫婦でゴリラとなり、険しい「令和の子育て山」を登っていくのか?と問われ、私たち夫婦は尻込みしてしまい現在に至る。

ゴリラになりたくない同僚は、今年から時短勤務にするという。「ぼーっとする時間が欲しい」「とにかく寝たい」という理由から、らしい。

夫・子供・財力・美しさ・仕事…すべてを手に入れる「ワーママ」の睡眠時間は何時間?目を見張るしかない雑誌VERYの令和の価値観_4
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私もそれがいいと思う。親もたまにはぼーっとする時間が必要だし、7時間は無理でももっと寝てほしい。「子育てしてたって、たまにはぼーっとする時間もあるよ、けっこう寝られてるよ」という親が増えたら、「令和の子育て山」に登ってみるかと思える夫婦も増えよう。

彼女の「新しい時間割り」はVERYには載らないかもしれないが、私は山のふもとから陰ながら応援したいと思っている。

イラスト/書籍『産む気もないのに生理かよ!』より
写真/shutterstock

産む気もないのに生理かよ!
月岡ツキ
産む気もないのに生理かよ!
2024/12/5
1,760円(税込)
240ページ
ISBN: 978-4868010463

20万部超ベストセラー
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者三宅香帆さん推薦!

あなたの人生は、あなただけのものだ。社会や親や誰かのものじゃなくて。月岡さんの言葉は、あなたの孤独な選択を、きっと優しく照らしてくれる。


30代から圧倒的支持! ポッドキャスト『となりの芝生はソーブルー』の話し手であり、DINKs(仮)のつっきーこと月岡ツキによる初の著書。

「母になりたい」とは思えない。
でも、「母にならない」と
ファイナルアンサーもできない。


どうして産みたいと思えないのか、どうして産みたくないと言い切れないのか。自分の身体、自分を産んだ母、母になった友達、生きてきた世界、いま生きている社会。さまざまな側面から「産む産まない問題」を綴ったエッセイ集。

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