令和の時代に「母」が求められるもの
令和の時代に「母」をやるには求められるものが多すぎる。
「女は良妻賢母でおればよい」という「基盤」時代がよかったとは思わないけれど、心も体も強くなければこなせない令和のワーママ業務は人を否応なしにゴリラにさせる。
母親だけでなく、令和のワーパパもまた「基盤」時代の父とは違った精神力と体力が求められているのだろう。
夫婦でゴリラとなり、険しい「令和の子育て山」を登っていくのか?と問われ、私たち夫婦は尻込みしてしまい現在に至る。
ゴリラになりたくない同僚は、今年から時短勤務にするという。「ぼーっとする時間が欲しい」「とにかく寝たい」という理由から、らしい。
私もそれがいいと思う。親もたまにはぼーっとする時間が必要だし、7時間は無理でももっと寝てほしい。「子育てしてたって、たまにはぼーっとする時間もあるよ、けっこう寝られてるよ」という親が増えたら、「令和の子育て山」に登ってみるかと思える夫婦も増えよう。
彼女の「新しい時間割り」はVERYには載らないかもしれないが、私は山のふもとから陰ながら応援したいと思っている。
イラスト/書籍『産む気もないのに生理かよ!』より
写真/shutterstock













