「レイコ変身の巻」(ジャンプ・コミックス185巻収録)
今回は、両さんが中川と麗子に、美男美女がどれだけ得かを熱弁するお話をお届けする。
中川と麗子は、容姿はいうまでもなく、教養、財力、運動神経と、すべてを「持っている」存在だ。
一方の両さんといえば…なのだが、ふとしたきっかけで、麗子は両さんのイケメンぶりを垣間見ることになる。そう、両さんの場合、心は意外にもイケメン。ごく自然に優しく気遣いをできる男、それが両津勘吉なのだ。
本作以外の、彼のメンタルイケメンぶりを知ることができるエピソードを、いくつか紹介してみよう。
背中に彫り物を背負った女性警察官に見せたやさしさ!?
警察署対抗の水泳大会への出場を持ちかけられた女性警察官・有栖川京華(ありすがわ・きょうか)。その正体は、警察の情報をスパイするために警察官になった、極道の妻だった。その背中には見事な彫り物がびっしり。
意を決した京華は、両さんにすべてを打ち明ける。すると両さんは、驚きも怒りもせず、京華のために彫り物を隠すファンデーションを用意してあげるのだ。両さんの気持ちをイキに感じた京華の行動も含め、読後感のいい一編だ。
「京華の後悔の巻」(ジャンプ・コミックス200巻収録)
女傑・擬宝珠夏春都(ぎぼし・ゲパルト)の思い出の時計を…
両さんは、超神田寿司を取り仕切るスーパー婆ちゃん・擬宝珠夏春都(ぎぼし・ゲパルト)から壊れた腕時計をもらう。それは、夫・貴一廊の遺品だった。それを知った両さんはすぐさま渡米して時計を修理し、夏春都に手渡す…。彼女の大切な思い出のために全力を尽くす、両さんの気持ちが嬉しくなる一編。このお話は4月14日(日)からお届けするので、お楽しみに。
「永遠(とわ)の腕時計の巻」(ジャンプ・コミックス200巻収録)
それでは次のページから、両さんのイケメンぶりが胸に沁みるお話をお楽しみください!!