20代前半の芸人さんからタメ口で話しかけられてます
今年コンビ結成10周年を迎えたパーパー。一般的には会社に入って10年となれば、中堅社員と呼ばれるのに十分ふさわしい時期だ。
ほしのディスコは、今の自分の立場をどう捉えているのだろう。
「全然若手ですね。中堅だと思えたことはないです。
一応『キングオブコント』とか『R-1グランプリ』とか賞レースで決勝まで行ったことはあるんですけど、毎年ファイナリストとチャンピオンが出るので、さすがにもう価値ないかもな……みたいな(笑)。冠番組もないですし。
冠番組は、持ちたいことは持ちたいです。でも10年やってきた中で、僕は仕切るタイプじゃないなという思いが年々強くなってきてるので、準レギュラーみたいな形がいちばんいいのかもしれないですね。
もしくはワンポイントで出て目立ってる、気象予報士のあまたつ(天達武史)さんみたいな立ち位置が僕の目指すところなのかなと思ってます(笑)」
そうやわらかい口調で話す姿からは、実年齢の35歳よりもずいぶん若い印象を受ける。
「声が高いこともあって、35歳になった今もナメられがちなんです。20代前半くらいのフリーの芸人さんと初めてライブで会うと、タメ口で話しかけられることも全然あって。
33歳まではスーパーでアルコールを買うときに年齢確認もされていて、そのたびにゴールド免許を見せてました。
ゴールドな時点で未成年じゃないことは伝わるはずなんですけど、偽造だと疑ってるのか、逆にしっかり見られたりして(笑)。
35歳って、堂々としたオーラとか渋さが出てきて、徐々にスーツとヒゲが似合う(パンツェッタ・)ジローラモさんに近づいていくと思ってたんですけどね。
漫才衣装で買ったスーツも、いまだに成人式で着させられた感じです(笑)」