この環境を変えるには家族を作るしかない

――ラジオでの発言から子煩悩なことが伺えますが、家族を作りたい思いは昔からあったのでしょうか。

水川かたまり(以下、同) 18歳のときからありました。大学進学のために上京して、1人暮らしを始めるんですけど、その頃はかなり辛い時期で。

岡山で生まれ育ったんですが、特に反抗期もなく、家の居心地がすごく良かったんです。そんな中で急に1人暮らしを始めて、“なんてツラいんだ”と。

大学に馴染めず、人と関わる機会はほぼなかったですし、バイトもろくにしていなかったので、この環境を変えるには家族を作るしかないという心境でした。

――“遊びたい”という欲求もなく?

なかったです。“遊ぶ”ということが頭に思い浮かびませんでした。東京に出てくるまでの期間は願望としてあったと思うんですけど、大学に行っても友だちもできないし、馴染めもしなかったので。

ただ、家族と一緒にいる居心地の良さは知っていたので、だったら家族を作りたいという感覚でした。

空気階段・水川かたまりさん
空気階段・水川かたまりさん
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――そこから今の奥様と入籍したのが2022年11月。そして2024年、33歳のときに第一子が誕生しています。大分、期間が空きましたね。

子どもを作るとなると、やはり金銭面のことが頭によぎりました。当時は、もちろん経済的に余裕がなかったし、現実的ではないというか。

芸人になってからも収入は安定しないし、食べられるようになるのにも時間が掛かったので。

――奥様が妊娠しているとわかった時はどんな気持ちでしたか。

“自分に子どもができたら”という想像はずっとしていたので、めちゃくちゃうれしかったです。

ただ、どこかでちょっと不思議な感覚もありました。男なので、自分のお腹の中に子どもがいるわけではないですし、実感が湧かない部分はありました。

TBSラジオ「空気階段の踊り場」で、子どもが生まれたことを報告した(写真/本人SNSより)
TBSラジオ「空気階段の踊り場」で、子どもが生まれたことを報告した(写真/本人SNSより)

――妊娠が分かったときから、かたまりさんの芸人としての意識の変化はありましたか?

子どもが生まれるので、仕事を頑張ろうという気持ちが強まりましたね。一方で、お笑い芸人という職業柄か、“仕事”という感覚があんまりないのも確かで。

“これをやったらみんなが笑うんじゃないか”みたいなことを考えて、台本を作って、変な格好して、お金を貰う仕事でどう考えても特殊というか。

「仕事をしてます」と胸張って言うのとはまたちょっと違う感覚なんです。ただ娘がせめて成人するまでは頑張って働きます。