「ホストを辞めることも考えた」

――これまで殴り合ったこともあったのに、今年3月のときだけは通報された?

僕らは共依存のような関係にあり、彼女が僕を救ってくれる人だと思っていたし、彼女もまた僕が救ってくれると感じていたと思います。

常に相手の顔色をうかがうわりに、相手が嫌だと思うこともしてしまう。彼女が通報したときはこれまでで一番激しく殴り合い罵り合ったわけではなく、彼女にとってみたら一種のお試し行動的な感じだったと思います。こうして僕が何を言っても、すべて言い訳になってしまうと思いますが。

中学時代の南条
中学時代の南条

もちろん、10日間本当に反省しました。彼女に対し暴行を加えたことはもちろんのこと、僕が勾留されたことで店やお客様へも多大なるご迷惑をかけ、信頼を失いました。

その信頼を取り戻すことさえ自分勝手な気がして、ホストを辞めることも考えましたが、やはりホスト以外で生きていく道を考えられず、信頼が回復するまでに時間がかかることも覚悟の上で、続ける決意を固めました。

高校時代の南条
高校時代の南条

――彼女とはその後、別れたのでしょうか。

はい。勾留中に彼女は僕の家を出ていきましたし、警察からは接見禁止命令とまでは言いませんが、今後彼女に付きまとわないようにと言われました。

勾留中に彼女宛に長い手紙を書き、謝罪とお礼の言葉を伝えました。事件以降、彼女とはもちろん連絡を取っていないし、会ってもいません。