フネの貴重すぎるシーン

珍しい二人きりの散歩に波平はうれしそう。そしてそのまま二入でそば屋へ入る。「なんでも好きなものをごちそうするぞ」とご満悦な波平の言葉を聞いて、フネは「お酒と天ぬきと板わさをくださいな」と豪快に注文。ちなみに“天ぬき”とは、天ぷらそばからそばを抜いたもの。つゆにシミシミとなった天ぷら単体のことを指す。「一度やってみたかったんです」「付き合ってください」と語るフネに、波平は「もちろんだ!」と胸を張る。

こうして帰宅した波平とフネは、酔って頬を赤くしている。フネまで飲んできたことに驚く一同。波平と楽しいひと時を過ごしてきたフネを周りが茶化すと、フネはさらに顔を赤くする。波平もまた、幸せそうに眠りにつくのだった。

波平、ノリスケのそれぞれの母の日名言がでるなど、素晴らしくいい回だった今回の『サザエさん』。一方でファンの間では、この回に貴重すぎるシーンが登場したことも話題になっている。

それはフネの飲酒シーン。確かに波平やマスオの飲酒シーンはおなじみだが、フネの飲酒シーンはなじみがなく、ネット上でも〈フネが酒飲んでるの珍しいな!〉〈フネさんが、、、酒を飲んだ!!!! (日曜はサザエさんガチ勢)〉〈フネが酒飲むシーン超珍しい〉なんて声も。

そこで、評論・情報系同人誌サークル『サザエさんじゃんけん研究所』の所長(@jq1hkn)に話を聞くと、「フネの飲酒シーンは私が記憶している範囲では初めて見るものなので非常にレアだと思います」とのこと。やはりフネの飲酒シーンは相当レアなのだ。

ざっと確認できただけで、『サザエさん』では2023年に「母の日は山あり谷あり」、2022年に「望みを叶えたい母の日」、2021年に「母の日サプライズ」、2020年に「母の日の気遣い」、2019年に「母の日の贈りもの」、2018年に「母の日の父さん」、2017年に「母の日くらいは」、2016年に「母とママとおふくろの日」、2015年に「母の日の一大事」と、ほぼ毎年、母の日のエピソードを描いている。