本誌記者が日本最大級のポーカートーナメント「mPTJ」に出場してみた(前編)_20
筆者はKとQを持っています

そこで筆者は、強制参加額(ビックブラインド)を3倍につり上げる「レイズ」を選択。するとプレイヤーが1人ゲームに参加してきました。

ボートには「9(スペード)、6(クラブ)、Q(ハート)」が出てきて、筆者はQの“トップヒット”という状態です。ここで引き続き筆者は“ベット”を選択し、対戦プレイヤーからチップを引き出すことに成功しました。

続いてのカードは「5(クラブ)」。現段階において警戒しなくてはならないのは「569」の穴を埋める「78」持ちによるストレートと、「クラブ2枚」を持たれている場合のフラッシュドローです。

しかし、「9(スペード)、6(クラブ)、Q(ハート)」はすべて柄違いのレインボーボードですし、そこで相手がベットに乗ってきていることからフラッシュの可能性はそこまで考えなくてもいいかもしれません。

筆者は相手の状況を「Q96」のいずれかのワンペアか、「TT」「JJ」「KK」などのペアハンド持ちと推測して、次のカードを待ちました。

するとボードに出たのは「K(クラブ)」。筆者はこれでKとQの2ペアという役ができましたが、気になるのはクラブの存在。もし相手がクラブを2枚持っていたらフラッシュが完成して最強の状況となってしまいます。さらに「9TK」の穴を埋める「JQ」でもストレートが完成となるのでなかなか厳しい状況です。

本誌記者が日本最大級のポーカートーナメント「mPTJ」に出場してみた(前編)_21
KとQが出ているボード(現状2ペア)