健康診断に超音波検査のオプションをつけて年に1度は検査を

膵臓がんは、発症しても初期における症状が少なく、かなり進行してから症状が出てくるということがほとんどのため、先述した5つの症状を見逃さないようにしましょう。

現在、胃がんなどのように、膵臓がんのがん検診は実施されておらず、職場の定期健康診断の項目だと、膵臓がんを見つけることは難しいです。
MRI検査をすると発見はできるのですが、費用も時間もかかるので、上記の症状リストを見て気になる程度なら、健康診断に超音波検査のオプションをプラスするのがおすすめです。
膵臓の状態を超音波でチェックしてもらえるので、気になる人は医療機関に相談しましょう。
40歳以上になったら、年に1回は検査するのがいいでしょう。

また、膵臓がんは生活習慣病がリスク要因となっているので、糖尿病にならないようにする、肥満や食生活など見直すことも大切です。

中高年の人は年に1回は検査して、膵臓がんの体からのサインを放置しないようにしましょう。

《放置厳禁!膵臓がん5つの初期症状》背中の痛み、尿の色が濃い、体重が減る…便の色が教えてくれる重要なサインとは? 40歳以上がプラスすべき検査とは?_3
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 取材・文/百田なつき