「雨戸は締めっぱなし、いつのまにか表札も剥がされていて…」

 

近くに住む30代男性も、幸せそうだった「長田家」の異変を感じとっていた。

「1月下旬ごろはなんだかばたついてる様子でしたね。奥さんやそのご両親とおぼしき方々が車で荷物を運んでいるのを何回か見かけました。同じころには、ご主人が乗っていたピンクのファミリーカーが家の前に停まっていて、まさか帰ってきたのかと思ってびっくりしました。

でも車に乗っていたのはご主人のご両親で、家から荷物を運び出していました。衣類を運んでいるように見えたので、(勾留中の)息子への差し入れだったりするんですかね。

見てもらえばわかるんですけど、雨戸は報道前からずっと閉まりっぱなしだし、以前は外に置かれていたベビーカーや、子供を乗せられる自転車も停まってなくて、いつのまにか表札も剥がされてるんで、この家にはもう誰も戻らないつもりなのかもしれないですね。若いのに話しやすいと評判のよい奥さんだったので残念がる人は多いですよ」

長田容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)
長田容疑者の自宅(撮影/集英社オンライン)

近隣の30代の女性も同じような反応を見せた。

「奥さんの親御さんは事件の前からよくお家に遊びに来ていて、奥さんからご実家が近いことを聞いていたんです。ですから今は、ご実家にお住まいなのかもしれませんね。

事件後に奥さんがこちらに来られるときは、昼間ならマスクにサングラス姿でキョロキョロとまわりを警戒しつつ足早に歩いてましたし、夜中に家の灯りがついてることもありました。自転車で行き来していたみたいですけど、翌朝には姿を見かけませんでした」

明らかに人目を忍ぶ様子に、女性は声をかけられなかったという。

「まだお子さんたちも小さいのに大変だよね、と皆さん心配してますよ。子どもたちを狙った卑劣な事件ということも許せないですけど、交流があった身としては奥さんや家族の生活を追い詰めてることも許せないです」

誕生日を祝ってもらう長田容疑者(本人SNSより)
誕生日を祝ってもらう長田容疑者(本人SNSより)
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事件の舞台になった保育園に女児を通わせている母親も、呆然とするばかりだった。

「え……また逮捕されたんですか……。それは知りませんでした。ウチも女の子ですし、事件当初はいろいろと心配もしましたが、今は大丈夫なのかなと思って通わせています。

私も詳しいことはわかりませんが、卒園式ももうやっていたと思いますし、園のほうから詳しい話は聞いてません」