逮捕されたのは園長の息子の保育士
長田容疑者は昨年10月6日、昼寝の時間の2時半ごろ、勤務していた墨田区内の保育園内のトイレで女児にわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで撮影していた疑いがあるという。
なお、同容疑者は昨年10月10日の同時刻にも、別の女児を園の押し入れに誘い込んでわいせつ行為に及び、その様子を自身のスマートフォンで撮影した疑いで1月17日に逮捕され、園を懲戒解雇されている。
「園児たちの昼寝中におこなわれた卑劣な犯行で、押収された長田容疑者のパソコンやスマホには女児らにわいせつ行為をする画像や動画が500点以上残されていた」(社会部記者)
昨年8月には中学受験進学塾「四谷大塚」の現役講師による女児生徒の盗撮事件が発覚。同9月には東京都練馬区立中学の現職校長が女生徒のわいせつ画像を所持していた児童ポルノ禁止法違反容疑で摘発されるなど、教育関係者がその立場を悪用したわいせつ事件が続いていただけに、被害者がさらに低年齢化した今回の事件が起こす衝撃は大きい。
しかも、事件の舞台となった保育園の園長は長田容疑者の父親というダブルショックに保護者たちも強い動揺を隠しきれない。1月の逮捕当時、保護者たちはこう取材に答えた。
「長田先生は若くて優しい男性だったのでママ友たちもとても驚いてます。園長の息子さんだというのは聞いたことがあります。保育士は人手不足の職業だろうし、しかも親の職場で働くなんてえらいなと思ってたけど、こんな親不孝をしてしまうなんて…」(男児を保育園に通わせている30代の母親)
女児を預けている30代の母親の表情は暗かった。
「直接お話ししたこともありますけど、優しい話し方をする先生でした。フリーの先生で特に担当クラスがあったわけではないので、被害にあった子がどれだけいるのか想像もつきませんね…。
保育園は被害者の人数など詳しいことは伏せていますが、保護者同士で話しているだけでも5人くらいいるのは間違いなさそうです。3歳の女の子も被害にあっていたみたいです。
保育園側からその子の保護者に説明があったようなので、おそらく本人が自供したんでしょう。犯行現場の押し入れは、いわゆるウォークインクローゼットみたいな感じなので、そこが唯一、人目に触れない場所だったんだと思います」