「最初に『適職診断ではない』とお話ししましたが、モチベーションの源泉がわかることで職種や仕事内容の方向性は見えてきます。例えば『人間関係構築力』が上位資質に入っているのなら、一人でもくもくと作業する仕事は苦痛になってしまうはず。

このように、ストレングスファインダー®でわかった資質をもとに、自分が呼吸するように自然にできてしまう得意分野は何か、反対に何が苦手なのかも知ることができるんです」

話題の才能診断ツール「ストレングスファインダー®」、って本当に役に立つの?_3
こちらは編集者Kの診断結果。34資質は、その人にもっとも強く表れる才能を並び替えたもの

高嶋さんはストレングスファインダー®の活用にあたり大切なこととして、「自分の才能を理解し、上位資質をうまく使うこと」だと話す。

「4つの分類がバランス良く上位に入っている人もいれば、どれかに偏っている人もいる。どの資質が入っているから良い、悪いという話ではありません。だから、自分が持っていない資質を身につけようとすると苦しくなってしまうんです。

そもそも、下位資質は決して『弱み』というわけではなくて。上位資質が“利き手”だとすると、下位資質は“利き手の反対の手”を使うイメージです。頑張ればなんとかできるけど、自分らしさを表していないんですね。

例えば安心院さんの上位資質の『共感性』は、うまく使えば相手の感情や立場に寄り添うことができる。一方で、気を遣いすぎてしまったり、ネガティブな人の感情に共感して疲れてしまったり……使う場面や相手、環境によっては『弱み』ともなり得る。資質には二面性があるんです。

だからこそ、自分の資質をきちんと理解し、“アクセル”と“ブレーキ”のようにうまく使いこなせるよう意識していくことが大切です」

さらに高嶋さんは、才能を知るだけではなく、そこに「投資」と「開発」をする必要があるとも述べる。

「先ほどもお話ししたように、ストレングスファインダー®は『強みの源泉』です。ただ受けて終わりにするのではなく、才能に投資や開発をしてこそ本当の強みになります。

資質を活かし、自分だけでなく他者にも貢献できるようになれば、才能が開発されている状態と言えるでしょう」