日本国民の3人に1人以上が最終話をリアルタイムで観ていた‼︎
全話平均視聴率が28.5%、最終回が驚異の35.7%。
1998年に放送された『GTO』(フジテレビ系)の視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)である。
単純計算で日本国民の3人に1人以上が、このドラマの最終話をリアルタイムで観ていたことになる。国民的ドラマとして凄まじい現象が起こっていたのは言うまでもない。
反町隆史が暴走族あがりの破天荒教師・鬼塚英吉を演じた学園ドラマ。
暴言・暴力をいとわず、一見すると傍若無人だが、実は芯のとおった熱い魂を持つ鬼塚が、赴任先の私立高校の生徒や教師たちの問題に体当たりで向き合い、学校全体を変えていくというストーリーだ。
“GTO”とは一見するとクルマのモデル名のようだが、“グレイト・ティーチャー・オニヅカ”の略である。
そんな反町主演の『GTO』が、4月1日に2時間枠のSPドラマ『GTOリバイバル』として帰ってくる!
そこで今回は、年間100本のドラマ批評コラム連載を寄稿し、1998年放送当時にリアルタイムで視聴していた筆者が、改めて『GTO』を観て、その魅力や注目ポイントを紐解いていきたい。