2024年における喫緊の課題
――他にも、気になっていることや不安なことなどはありますか?
すがちゃん 僕の生い立ちとか、信子が徳川家の末裔だったとか、きょんちぃが好きな男の借金を返済したとか、恐らく2024年夏ごろまでに手札にある強いカードを出し切ると予想しています。そうなったときに何か新しい武器が必要になってきます。
――その武器はまだ用意していない現状だと。
すがちゃん そうです。2024年下半期や2025年に向けて絶対に必要になります。その武器が何なのかはまだ具現化できていないんですけど、なんとか用意しなければいけません。
――最近はそのために試行錯誤を重ねる日々を送っている感じですか?
すがちゃん 2021年に結成した時は『おもしろ荘』に出演するために自分たちを奮い立たせて一枚岩になって頑張ってきました。ただ、今度は個人個人で頑張って、「ぱーてぃーちゃん」という看板を大きくしなければいけないフェーズに入ります。ただ、全員サボり癖が酷いんですよね。
――なかなか行動に移せていないのですね。
すがちゃん サボり癖に加え、ありがたいことに忙しくさせてもらっているので、よけいに武器を用意・研磨する時間はありません。
――忙しいときほど空いている時間は趣味や気晴らしに使いたくなりますよね。
すがちゃん そうなんですよ。僕の場合は芸人仲間と飲みに行くことが好きなので。そこまでお金があるわけではないけど、後輩にごちそうできるくらいプチブレイクはしたので、よけいに飲みに行きたくなってしまいます。本当ならネタを作ったり、漫画や映画をチェックして知識を増やしたりしなければいけないんですよね。
きょんちぃ 3人とも夏休みの宿題を最後までやらないタイプなんです。
すがちゃん 僕たちの場合は宿題をやらずに9月1日になって先生に怒られて、ようやく宿題をする感じです。なので、武器を用意するための時間や気持ちを作り出すことが、2024年の喫緊の課題かもしれません。
後編へ続く〉〉〉後編:SNS世代芸人としての自負「僕らはインスタントラーメンなんです」、その真意とは
取材・文/望月悠木 撮影/井上たろう