来週、捜査はクライマックス…ついにXデーへ

「特捜部は17日にも、関係者への任意聴取を行うなどしていた東京都内のホテルから撤収し、19日には全国から集めている数十人規模の応援検事の派遣期限を迎えるとみられます。

その後、国会召集は26日の見込み。国会が開くと、不逮捕特権のある国会議員の逮捕は難しくなります。特捜部は応援検事を各地に返してから、『Xデー』のデッドラインまでに1週間もないという、超タイトなスケジュールで大詰めの捜査や、上級庁との協議をすることになります」(永田町関係者)

事実上のデッドラインを決める国会召集日をめぐっては、自民党と特捜部の神経戦も繰り広げられた。

国会議事堂
国会議事堂

「昨年末には、報道各社が『国会召集日は1月26日が軸』と一斉に報じましたが、その後、永田町では22日の召集も有力視されるようになりました。能登地震の対応のために国会を早く開いた方がいいという意見ももちろんですが、『捜査できる日数を特捜部に与えなくていいじゃないか』という強硬論が自民党内にあったことも事実です。ただ結局、召集を早めるのは能登地震の対応に追われる政府側にとっても日程が厳しいですし、26日召集に落ち着きました」(自民党関係者)