「子どものころ虐待を受けた」「人を殺そうと思った」などと供述
目の前の床には女が落としたであろう血のついた包丁が転がっており、それを駆けつけた車掌が足蹴にして遠ざけたという。
「すぐ近くに、30歳前後の男性が腕を押さえてうずくまっていたので、おそらく被害者だと思います。男性は肘のあたりから血を流していて、連れ添いの女性が心配そうにしていました。ホームから写真をガチャガチャと撮影している人や、早くもSNSにあげている人もいました。ホームも電車内も正月だからかなり空いていましたね。自分が乗っていた車両もガラガラで乗客が数人いたくらいでした」
同駅近くで被害者を搬送する救急隊員を目撃した20代の女性は興奮気味にこう話した。
「ちょうど、仕事も終わって秋葉原で新年会をやっていたら、Xで事件がおきたようなことが流れてきたんです。てっきりフェイクニュースかなとか思いながら、店の外に出てみると、救急車は来るし警察もガンガンやってきて…そうこうしているうちに担架に乗せられた男性が次々に運ばれていって。
一人は30代ぐらいの男性で、顔面蒼白で意識もなさそうで見るからにヤバイって感じでした。他にも腕を抑えながらとても痛そうにしている人もいました。なんか正月から物騒ですよね、3日連続で…日本大丈夫かなってマジ思います」
警察関係者によると、女のバッグからは新たに包丁がもう1本見つかったという。女性は調べに対し「子どものころ虐待を受けた」「人を殺そうと思った」などと供述しているが、意味不明な発言も多く、今後、刑事責任能力も含めて調べるという。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班