「相変わらずホテルにはよく誘われます」
――以前のインタビューでの反響はいかがでしたか?
よくも悪くも知名度が上がりました。記事公開時は友人が働いてる気仙沼のゲストハウスに泊まりながら手伝いをしてたんですけど、お客さんからも「記事見ましたよ!」って言われました。
――アンチコメントも多かったですよね……。
ひとりのときにアンチコメントを読んでたらメンタルやられてたかもしれないので、ゲストハウスにいるときで本当によかったですよ。友人も「インフルエンサーじゃん!」って感じにネタにしてくれて。
――あまり気にしてない?
一応、性被害も受けてる側なんですけど、記事の反応は「世間知らず、襲われてもしかたない」とか「暇してるなら働け」とか批判的なものが多かったです。まぁ、でも私もいろんな人に甘えさせてもらってるのをわかってて、やりたいことをしてるだけですからね。
正直、世間から理解される旅だと思ってないですし、無一文で他人に甘えてるから嫌悪的な反応をされるだろうなとも思ってたので、予想通りの反応でした。
――応援の声は?
インスタグラムのDMに「がんばってください」とか「応援してます」っていう優しいメッセージもたくさんきましたよ。それに同じようにヒッチハイクしてる人たちの間で自分の顔も広まったので悪いことばかりではなかったです。炎上もネタにできますし。
――その後のヒッチハイクで危険な目にあったりは?
胸を触られることは最近ありませんが、相変わらずホテルにはよく誘われますね。計算してみたらヒッチハイクで乗せてくれた人のうち、30人に1人の確率でホテルに誘ってきてました。変なこと考えてる人って意外と多いんですね。もちろん全部きっぱり断ってます。
――危険もありますが、これからもヒッチハイク旅は続けていく?
元から危ないことだってことは理解してますし、危ない目にあっても自業自得。炎上したことで世間も同じような認識だとわかりました。それでも旅で得られる出会いや経験はすごく貴重なんです。だから、まだまだ旅は終わりません!
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/Soichiro Koriyama