圧倒的にアメリカ
――今回、6年ぶりの帰国を決意されたきっかけは。
もともと5年くらいは帰らないと決めていたんですけど、まあ6年経って、親にも会っていなかったですし、この辺がよきタイミングかなって。
――Instagramに投稿されていましたが、千鳥のノブさんなど先輩芸人の方々に久しぶりに会ってみて、いかがでしたか。
6年って短い年月じゃないと思うんですけど、家族や先輩と会ってみて、「こんな感じか」っていうくらい、あっさりしていますね。「6年ぶり! おお〜」みたいなのもお互いになく、「1年ぶりくらいの感じだよね」って。
――帰国されて驚いたことは?
街を歩いていると、まわりのすべての会話が耳に入って来るっていう現象にびっくりしました。英語だとそんなに聞き取れないから、向こうにいるときは「何となくこんなことを言っているな」っていう感じで、全然聞こえてこないんです。
――まだ数日の滞在だと思いますが、日本にいる自分とアメリカにいる自分、どちらのほうが心地いい?
圧倒的にアメリカです。ただ「やっぱり日本最高だな〜」とは思いましたね。
――日本の情報は向こうでも気にしていました?
大きなニュースは知ることもありましたけど、芸能界については、人もまったくわからなくて。帰って来てから、なぜかテレビを観られないんです。実家でテレビが流れていても、「ちょっと消して」ってなるくらい。
(自分の中に)なにが生じているのかはわからないですけど、感覚が戻らなくなっているものはたくさんあります。でも、“失ってしまった”という表現ではなく、それが一番心地良いというか、アップデートされたと思っていますけどね。