留学先のバンクーバーで学んだこと

――そう思ったことが休業のきっかけだったんですね。

どんどん自分が何も経験できていない浅い人間な気がしてましたね。それで海外で生活してみたいと思い、親友の1人が当時、カナダのバンクーバーに住んでいたので、一度仕事をお休みしてバンクーバーへ留学してみようと。

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――留学中はその親友のおうちに宿泊していた?

いえ、現地のおばあちゃんがひとりで住んでいる家にホームステイしていて、そこから語学学校へ通っていました。

――当時の生活を振り返ってみて。

憧れの海外っていうのもあって面白かったですよ。ただ、勉強自体は楽しくても毎日同じ時間に起きて、同じバスに乗って同じ時間に家に帰るって生活は辛かったですね。

芸能界では家を出る時間も毎日違うし、会う人も違う。こういう決められた時間に決められた場所に行く生活って中学生ぶりで、芸能界では本当に刺激的な毎日を送らせてもらっていたんだなって。

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――芸能界が恋しくなってしまったと。

もちろんとっても学びもありましたよ。クラスメイトの国籍はさまざまですが、日本人もたくさんいて、出身地も年齢もバラバラ。留学した理由もそれぞれ違うし、絶対東京で今までの仕事をしてたら会えなかった人たちと出会えたのが、すごく感慨深かったです。

そのときのクラスメイトのみんなとは今でもメッセージのやりとりをしてます。その面では留学して本当によかったと思ってます。

――カナダにはどのくらい滞在したんですか?

2018年の夏から冬にかけて4ヶ月くらいです。その後、帰国して2019年の春からインテリアデザインの専門学校に週1で1年間ほど通いながら、古いマンションをリノベーションする仕事をさせてもらっていました。