「いつものもしも備えるセット」の中身

「備えるセット」にプラスして準備すべきものを紹介する前に、まずは考え抜かれたセットの中身を紹介しましょう。

セット内容は以下の15アイテムです。別売りでも購入できるものはカッコ内に料金(税込)を記していますので、必要に応じて追加してくださいね。

6月1日は防災の日。無印良品 の「いつものもしもセット」で備えは十分? 防災のプロが解説します_b
15アイテムがセットになった「いつものもしも備えるセット」の中身

1.不織布マスク・L 5枚入り(250円)
2.除菌シート 12枚(120円)
3.携帯用救急絆 10枚入り(100円)
4.EVAケース・ファスナー付・B6(100円)
5.いつものもしもハンカチ
6.家族で決めておく連絡のルール
7.エマージェンシーシート(490円)
8.大判ボディシート 1枚入(100円)
9.耳栓・ケース付(290円)
10.コンパクトヘッドライト(990円)
11.撥水サコッシュ 黒(990円)
12.キャンドル ミニ 12個入(290円)
13.巻いて結べる長タオル・極薄手
14.袖口が長い軍手(199円)
15.非常用トイレセット(990円)

「備えるセット」がおすすめの理由

1〜6の、不織布マスク、除菌シート、携帯用絆創膏、いつものもしもハンカチ、家族で決めておく連絡のルールは、B6サイズの「EVAケース」に収め、普段から防災ポーチとして携帯することができます(この1〜6は「いつものもしも携帯セット」の中身と同じです)。

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いつものバッグに入れて持ち歩いて

優れたアイテム揃いの「いつものもしも」セットの中でも特に工夫されているのが、「いつものもしもハンカチ」。約52cm×52cmと大きめサイズで、もしもの時にも活用できるアイデアが16通りプリントされています。災害時には、手元にあるものを活用する“知恵”も必要になりますが、このハンカチは何をどう使うか?を考えるきっかけにもなるでしょう。

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もしもの時に役立つ16ものアイデアがプリントされている

また「家族で決めておく連絡のルール」も、家族の連絡先に加え、災害時の集合場所・避難場所まで書き込め、災害用伝言ダイヤルの使い方なども記載されている有難いアイテム。こちらは無印良品のHPでも公開されているので、家族分プリントアウトし、各自携帯しましょう。
https://www.muji.com/jp/feature/559811/pdf/emergency-contact-guide.pdf

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この裏には、家族や安否確認をとりたい人の連絡先が記入できます

「備えるセット」のパッケージサイズは約幅7.5×奥行32×高さ24cmと、無印良品のPPファイルボックスとほぼ同じでコンパクトなので、棚やデスク下に収納しやすく、保管も邪魔になりません。フタ付きで中身が取り出しやすいのも魅力です。

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収納スペースにすっぽり収まります

側面には購入時期と点検時期を、裏面にはアイテムの使用期限を記入する欄がそれぞれあるので、中身の管理も効率よくできます。パッケージにまで備えた後の配慮がされている点は、さすが無印です。

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「防災用品点検の日」ごとに点検を