知り合いのセレブ妻とランチ中に
卵子凍結してきたって話になった
「卵子凍結」をめぐる問題は今や少子化対策の一環にもなっている。東京都は今年1月27日、小池都知事が「健康な女性の卵子凍結にかかる費用を1人あたり30万円程度助成する」と発表。本格実施は24年度を予定し、23年度は200人の利用を想定している。
一方で、日本生殖医学会による「社会的適応による未受精卵子あるいは卵巣組織の凍結・保存のガイドライン(2013)」では、採卵時の年齢について40歳以上は推奨されていないため、それ以前での卵子凍結が望ましいとされている。
現在35歳のエンリケさんは、4月26日に自身のInstagramのストーリーズで、今話題の「卵子凍結」の第一歩を踏み出したことを発表した。
――卵子凍結は助成金の報道を受けて決意したのでしょうか?
いえいえ、その報道はまったく知りませんでしたし、むしろ初めて聞きました。いつか子供はほしいけど今のところ相手がいないし、でもどんどん年齢も重ねていくしでずっと妊娠と出産のことが気がかりだったんです。そんななかで、たぶん去年の夏頃に友達のてんちむちゃんがYouTubeで卵子凍結に行った動画を見て「こんな方法があるんだ」って初めて知ったのがきっかけです。
――なぜ卵子凍結しようと思ったのですか。
今はとにかく仕事を頑張りたいから、妊娠と出産に真剣に向き合うことができないんです。でも今の自分の35歳という年齢と状況を考えたら焦るばかり。だからこそ、いつか「ほしい」と思ったタイミングでできないのが一番怖い。いつ来るかわからないけど、その日のために卵子凍結しようと思いました。
――でも、なかなか卵子凍結に踏み出せなかったのはなぜでしょう?
やっぱり信頼できるお医者さんにお願いしたかったから、その出会いがなかったことですね。先日、ある知り合いのセレブ妻とランチ中に卵子凍結してきたって話になったので、その先生を紹介してもらいました。やっぱり、知り合いがお勧めする所なら間違いないと思って。
――それで4月26日に初診をしてきた、ということでしょうか。
そうです。先生に「35歳での卵子凍結は遅いですかね?」と聞いたら「明日よりも今日が若いんだから、今このタイミングで来てくれてよかったですよ」とすごくポジティブなことを言ってもらえて、すごく嬉しかったです。