化学物質を含む日焼け止めクリームの流通が禁止に

お次は、ダイアモンドヘッド。アメリカで一番有名な山とも言われているハワイのシンボル的存在だが、2022年5月から、オンラインでの事前予約と入場料5ドル(約670円。3歳以下は無料)&駐車料金10ドル(約1340円。一般車両、一台の場合)が徴収されることになった。

これらの入場規制の背景には、コロナ禍で観光客が激減し、大打撃を受けたハワイであるにもかかわらず、その反面で「海がキレイになった」「観光地でのゴミの散乱が減った」「渋滞が減った」というメリットも生じた。それを受けて、そこにはハワイを想う地元民の目線が強く影響している。

以前から問題視されていた「化学物質を含む日焼け止めクリームを塗って海に入ると、サンゴ礁が白化する問題」も幾分解消されたようで、2021年1月より、ハワイ州では化学物質を含む日焼け止めクリームの流通が法律で禁止に。これは、世界で初めての取り組みだ。

その代わり、ハワイの薬局やスーパーでは“Reef Safe(サンゴを守る)”“Reef Friendly(サンゴに優しい)”などと表記されているミネラル成分100%のものが流通しているので、日焼け止めクリームは現地調達しよう。

「アザラシに触ったら罰金600万円!?」「あの人気スポットは予約制に…」GWハワイに行く前に知らないとマズイ3つのこと_3
ハナウマベイの美しいサンゴ礁を守るため、化学物質を含む日焼け止めクリームは禁止。持参したクリームが化学物質を含んでいる場合、ギフトショップでリーフフレンドリーのものと交換、割引価格で購入できる。
「アザラシに触ったら罰金600万円!?」「あの人気スポットは予約制に…」GWハワイに行く前に知らないとマズイ3つのこと_4
どのスーパーでも、リーフフレンドリーの日焼け止めクリームを購入できる