韓国で100万部超えの小説がついに文庫化!
韓国で社会現象を巻き起こし、日本でも韓国文学やフェミニズムのブームの火付け役となったベストセラー小説。ごく普通の、一般的な韓国人女性が人生で遭遇する女性差別を描き、韓国だけでなく日本の女性たちからも大きな共感を得た。
本が好きな人や韓国カルチャーをチェックしている人なら、この小説のタイトルはもうおなじみかもしれません。でもまだ読んでないというノンノ読者には絶対に読んでほしい!
この本で次から次へと出てくるできごとは、日常レベルの理不尽なのだけど、なんだか心がウッとなる。そういえば自分もこんなことあったな〜、なんて思い出しているうちに、ハッと気づく。これって私が女だから嫌な目に遭ってただけなんだ!と。
あれは差別だったんだ、と気づくことはすごく大事だなと思います。それまでは「自分が悪いんだ」と思っていたことがそうじゃないとわかると自己肯定感も上がるし、「じゃあこの社会を変えるにはどうしたらいいんだろう?」という視点を持てるようになるから。
社会を変えるのは無理? いやいや、それを一瞬にして実現したのがこの本なんですよね。読めばきっとわかると思います。
noteをまとめた本が5月にNHKでドラマ化されるなどSNSで話題の著者。"場所"をテーマにしたエッセイ集は、彼女自身の思い出をたどりながらも一緒に笑い、涙し、読み手の記憶まで浄化されるような1冊。(3月22日発売)
自身10作目となるメモリアルな詩集。全国各地で行われた、インスタレーションで体験する詩の展覧会「われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」の発表作を中心に、新作などを加えた全42篇。
その指輪をつければ、「運命の赤い糸」が見える。ある切ない願いが込められた指輪が、奇跡と感動の連鎖を紡ぎ――。大ヒット作『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、6つの恋模様からなるひとつなぎの恋物語。(3月24日発売)
2023年5月号掲載
選書・原文/花田菜々子 web構成/轟木愛美 web編成/内山英理