賞金総額は50億円オーバーの可能性も
2023年のJLPGAツアーは、初戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から11月23日初日の「ツアーチャンピオンシップリコーカップ」まで、途中1週間のみのオープンウィークをはさみ、全38試合が予定されている。
試合数は2022年と同じだが、賞金総額は約44億9000万円と約4800万円アップ。これは1988年にツアー制度が施行されて以来の史上最高額で、期待感は高まるばかりだ。
「今シーズンは盛り上がると思いますよ。7月のオープンウィークにも、もしかするとトーナメントが入るかも。2021年の『楽天スーパーレディース』は開幕直前に開催が発表されていますから。そうなると、全39試合の賞金総額は50億円オーバーになりますよね」
プロゴルファーで解説者のタケ小山氏は、JLPGAツアーの“大盛況”に太鼓判を押す。
昨シーズンは、西郷真央が開幕から10戦5勝とロケットスタートを見せたが、ツアー後半に息切れ。シーズン半ばから調子を上げてきた山下美夢有が西郷と同じ5勝をあげ、メルセデス・ランキング導入後の初代年間女王に輝いた。
2020〜21年シーズンで9勝を挙げ「絶対女王」とも呼ばれた稲見萌寧は昨シーズン前半、腰痛に苦しみ、年間2勝と少々もの足りない成績だったが、それでもメルセデス・ランキング3位に食い込んだ。
はたして今シーズンはどんな展開になるのだろうか?