ホテルに誘われた回数は50回超え! 時には泣き寝入りも…
男性から下心を向けられたことは、この1回だけではない。
「“人を見た目で判断しない”が私の根本にあるから、雰囲気がちょっと怖いな、怪しいなくらいなら、とりあえず信じて乗ってみることにしてます。
本当に襲われたことはありませんが、ホテルに誘われることはめちゃくちゃあります。『ホテル行かない?』とダイレクトに言われることもあるし、『今からちょっと寄り道していい?』とか『コーヒー屋さんでちょっと休憩しよう』と言われてホテルの前に降ろされたこともあります。誘われた数は50回は超えてますよ。
ただ、断っても変な場所で降ろされることは全然なくて、目的地まで送ってくれたり、車の通る道まで送ってくれます。空気は気まずくなりますけど、自分もその空気がイヤなんで会話は続ける努力をしています。それでもしつこくホテルに誘ってきたりされたら、自分から降ります」
危険な目に遭ったことはない。彼女はそう言い張るが……。
「疲れて車内で寝ているうちに、服の上から胸を触られたことが3回ありました。それと最後にちょっと触らせてと言ってきた人もたくさんいました。降り際にさりげなく触ってくる人には『やめてくださいよ』と私が言って終わりで、警察に届けるなんてこともしません。まぁ泣き寝入りといえばそうですね」
同意なく女性の胸を触れば強制わいせつ罪に問われることもある。悪いのはもちろん男性だ。しかしながら、彼女の防犯意識が甘いことも否定できない。
「危ない目にあっても自業自得だと思ってやっています。でも、リスクを負ってやる価値がある旅だとも思っています。
危ないからって色々な人との出会いを諦めたくないんです。何も起こらないように最善は尽くしてますし、“身の危険がある”は辞める理由にはなりません」
彼女にとって、よき出会いというのは、リスクをおかしてまでも手に入れたいもののようだ。