「あの時、もし一言謝れたら…」

ヤクザと渡りあうなら「一に勇気、二に度胸、三に覚悟」。ついに雌雄を決する“バン仲村vs瓜田純士”。因縁の一戦に賭ける、仲村のアツい想い〈BreakingDown 7〉_2

――瓜田純士さんとの一戦に向けて、どんな想いを抱いていますか?

この歳になって、人生の後半戦に入っている自分と向き合った時に、「謝りたい」という気持ちがあって。今回純士と戦う上でも、あの時、アイツには酒しか逃げる場所がなくて、僕にもうちょっと余裕があればもっとよかったな、という気持ちはやっぱり伝えたい。

誰にでも「あの時もし一言謝れたら、あんな風にならなかった」って後悔する経験があると思うんですよ。男女関係でも家族でも、兄弟や親友でも。「もう縁が切れちゃったけど、できれば仲直りしたい」という存在がいるじゃないですか。

お金とか名誉とかよりも、「そういうモヤモヤを持ったまま、墓場まで行きたくないな」と思うようになって。もちろん過去には戻れないんだけど、「気持ちは過去に遡って謝ってもいいじゃねえか」と。

――そういう仲直りができるのは素敵なことですよね。

純士以外にもそういう人がいるから、それを清算したい。
「ごめんね」と伝えて、「いいよいいよ」とお互いに言い合えて、ちゃんちゃん、みたいな。言葉では簡単だけど、その“ちゃんちゃん”をできない人が多いと思うんですよ。だから今回は、純士との戦いでそういう部分もみんなに見せたい。

そろそろ、戦うのはやめたいんですけどね(笑)。でも、僕が戦うとなぜかYouTubeは100万回再生以上になっちゃうんです。僕が戦うところ、観たいですか?