「どんなキャラでも認識されるのはうれしい」
――増本さんといえば、感性や発言が独特な奇想天外なキャラクターとしてファンから愛されています。自覚はありますか?
増本綺良(以下、同) よくわからないんですけど、昔から考えたことを頭の中で整理せずに“ペッ”と言ってしまうので、それが予測不能だと思われるのかもしれません。
早口すぎて聞き取れないと言われるくらい、考えるのと同時にしゃべってます。ただ、どんなものでもキャラクターがあるって認識されるのはうれしいです。
(同じ2期生の)大沼晶保という不思議な仲間もいるのも心強いです。
――天然コンビとしてふたりはバラエティで大活躍ですもんね(笑)。
あとは幸阪茉里乃とも仲がいいです。人前ではいつも私が幸阪を笑わせているように映っているかもしれませんが、ふたりでいるときは幸阪が変顔してきたりと普段は私のほうが笑わせられてます。
でも、その変顔も表だと「恥ずかしいからヤダ」と言ってやらないので、素顔は私だけ独り占めしている感じがあって優越感があります(笑)。
「ずる賢かった」子ども時代
――増本さん自身、どんな子どもだったんでしょうか?
ずる賢かったと思います。「今日、家に帰ったら親に怒られそうだな」と思ったら、友達をつれて家に帰ったり。
中学校のときは、吹奏楽部に入っていてトランペットを担当していましたが、実は……基本の音すら出せませんでした。高音のところは、“自主カット”といって吹いてるフリをしてコンクールに出たこともあります。
――ずる賢い!(笑)
櫻坂46に加入したときも先輩の守屋茜さんや渡邉理佐さんによくおんぶしてもらっていて、そうするとマネージャーさんがカメラを持って「いい写真が撮れる」ってうれしそうに寄ってくるんです。
そうやって思い出を形として残そうとしてました(笑)。