監督への熱烈なアピール作戦でローズ役をゲット

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Collection Christophel/アフロ

17歳のローズ役の候補には、ケイト・ウィンスレットのほかにグウィネス・パルトロウやクレア・デインズ、ガブリエル・アンウォーなどの名前もあったとか。1997年当時、注目度や実力的な面で、彼女たちと共にケイトが候補に挙がっていたのはうなずける。しかし、キャメロン監督は何かが引っかかっていたようだ。

「実は、最初に彼女(ケイト)の名前が挙がったときは敬遠したんだ。彼女は時代モノをやる女優じゃないか、そういうタイプが欲しいんじゃないんだって」
「ロードショー」1998年7月号ジェームズ・キャメロン監督インタビュー記事より

しかし、スクリーン・テスト後のケイトは、キャメロン監督への積極的なアピール作戦を開始。「ロードショー」1998年2月号によると、監督に「あなたのローズより」というメモを添えた1輪のバラを贈ったり、電話攻撃をしていたらしい。

ある日、キャメロン監督の携帯電話につながったケイトは「わかってないわ! 私はローズなのよ! それなのに、どうしてほかの女優に目を向けるの!?」と言い放ったというから、まさにローズばりの強さを感じさせるエピソードだ。そんな彼女の熱意が、キャメロン監督の迷いを打ち消したのかもしれない。