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「ザ・金持ち」って感じでした 

同社の二代目・山田英生社長は三男一女をもうけ、その次男が満生容疑者だ。関西の高校に進学するまでは地元の公立小、中学校に通っていた。

山田満生容疑者(本人SNSより)
山田満生容疑者(本人SNSより)
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「小学生のころは妹さんと一緒に登校していたのが記憶にあります。妹さんは身体が弱かったので、手を繋いで一緒に歩いていて、妹が遅れたら待ってあげたりと優しいお兄ちゃんでしたね」(近隣住民)

満生容疑者の2歳年上になる兄の同級生も中学時代を振り返る。

「『みっちゃん』と呼ばれていた満生くんとは、2つ違いなんで中学でかぶってました。中学生時代はすごく大人しくて、関わる友達も今で言う『陰キャ』のような子たちで、満生くんはその中のリーダー格って感じでした。あの家系はみんな身長が低くて、満生くんも小柄だったし、中学時代にはモテていた印象はないですね」

部活は剣道部に所属、足が速いことから陸上大会にも出場するスポーツ少年だった。
年上からは「陰キャ」と見られていた満生容疑者だが、4歳年下の弟世代からは、まぶしく見られていた存在だったようだ。地元の後輩男性は語る。

「満生さんの弟とは親交があったのですが、彼が『兄貴はイケメンだし、スポーツマンで勉強もできる。女の子からモテるんだよ』と自慢していました」

中学時代“みっちゃん”と呼ばれていた満生容疑者(知人提供)
中学時代“みっちゃん”と呼ばれていた満生容疑者(知人提供)

そんな中学時代を過ごした満生容疑者は、岡山を離れて大阪府内の私立高校に進学。卒業後まもなく帰郷すると、早くも羽振りのよさを見せつけるようになったという。前出の後輩が続ける。

「自宅にはベンツをはじめ何台も外車があって、とっかえひっかえそれを乗り回していましたね。ロレックスのような高級腕時計もたくさん持っていて、ザ・金持ちって感じでした。10代からそんな暮らしぶりの人間は、こんな田舎にはいませんから、相当目立っていたと思いますよ。でも、助手席に女性が乗っていたのは見たことなかったですね。

僕の同級生が満生さんの会社で働いていたので、その縁でよく一緒に飲みに行っていましたが、いつも満生さんのおごりでした。毎回2〜3万円はかかりましたが、全部支払ってくれました。でも、一緒に飲みに行ったときにナンパしたこともないし、女性がらみの話も聞いたことなかったので、当時は女性関係が派手な印象はないんですよね…」