すっかりと冷え込んできたこの季節、体を芯から温めてくれる鍋は、今まさに食べたい季節料理だろう。
そんな鍋に魅了されているのが料理研究家の安井レイコさん。情報系バラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)にこれまで2回出演しており、そのアツすぎる“鍋愛”でマツコ・デラックスの舌を唸らせてきた。なんと1日1回は鍋を食べるという生活を続け、今では6500種類もの鍋を実食してきたという。
ここからは安井さんが絶賛しておすすめする市販の“鍋の素”を5つ紹介していこう。

【今年の鍋トレンドは?】マツコ・デラックスの舌も唸らせた“最強鍋マニア”が推薦する「おすすめ鍋の素」5選
TBS系の人気番組『マツコの知らない世界』にも出演した安井レイコさんは、深い“鍋愛”を持つ料理研究家。食べた鍋は6500種類にものぼるという彼女に、今年の鍋トレンドと超絶おすすめの絶品“鍋の素”を5つ、リコメンドしてもらった。
シメのうどんを最初から入れる驚きの発想!
『ヤマサ 饂飩鍋気分 ゆずこしょう鍋つゆ 醤油』
まず紹介してくれたのは、鍋つゆブランドの大手としても知られる「ヤマサ」が販売している『ヤマサ 饂飩鍋気分 ゆずこしょう鍋つゆ 醤油』(税込363円、メーカー希望小売価格)。

「味噌鍋つゆ」、「濃厚チゲ鍋つゆ」とシリーズ展開も豊富
「この商品は、メーカー側が“ひとり鍋”の需要を見越してか、1人前の鍋つゆが3パック入っているのが特徴です。味は昨今のブームを取り入れた柑橘系のゆずこしょう風味で、程よい辛味と醤油ベースの味わいがマッチしていますね。
また、ひとり鍋はそもそもつゆの量が少ないので、シメにつゆが足りないということが起きがちなのですが、“ならば最初からうどんを入れよう”と、大胆な発想の転換をしているのも、ひとり鍋向けに配慮したユニークなポイントと言えます」(安井さん、以下同)
肉を焼いてから作る新感覚鍋!
『エバラ フライパンで焼肉鍋 コチュジャン醤油味』
次に安井さんが紹介してくれたのは、焼肉のたれで知られる「エバラ食品」からインパクト抜群の『エバラ フライパンで焼肉鍋 コチュジャン醤油味』(税込356円、ネット小売価格)だ。

洗い物が少なくて済むと、主婦からも好評の鍋の素シリーズ
「商品名のとおり“フライパンで鍋を作ってそのまま食卓に出す”という、大胆なアイデアが光る一品です。一度お好みのお肉にこの鍋の素を絡めて焼き、その後にお水を入れて鍋にするという、フライパンを使う意味がきちんとある鍋になっています。
またフライパンを鍋代わりにすることで洗い物が少し楽になるという点も注目すべき点ですね。味はコチュジャンの旨味がありつつ、海鮮系の出汁も効いていて、しっかりと“鍋”としてのバランスがとれているのが絶妙。
インパクトのある作り方なので、家族からフライパンのままなんて横着だと小言を言われるかもしれませんが、そのときはこのパッケージを見せてあげましょう(笑)」
韓国で大人気の“ジャンキーな味”がクセになる鍋の素が登場!
『プデチゲ』
先に紹介したエバラに続き、こちらも焼肉のたれでおなじみの「モランボン」の商品、『プデチゲ』(税込432円、メーカー希望小売価格)。

おしゃれなパッケージは韓国好きの若者にもウケそうだ
「本品は、在韓米軍の多い地域がその発祥とされ、スパムやソーセージ、チーズといったアメリカンな具材を入れるのが特徴の韓国鍋『プデチゲ(邦訳すると“部隊鍋”)』が家庭で味わえる鍋の素となっています。
コチュジャンベースなのは、先のエバラと同じですが、よりジャンクで食欲をそそる男子受けのいいガッツリさが魅力。また特徴的な具材であるフライ麺や、雪だるま型のもちも入っているので、お腹の満足度が高いのも高評価を付けたポイントです」
本場の雰囲気を味わえる世界のレア鍋の素!
『カルディオリジナル ヒマラヤ風スパイス鍋の素』
続くは珍しい食材の取り揃えで人気の「カルディコーヒーファーム」の『カルディオリジナル ヒマラヤ風スパイス鍋の素』(税込198円)という商品。

今まで食べたことのない味にチャレンジするのも“鍋”の魅力
「近年話題の海外鍋のなかでも、日本ではまだなじみの薄いネパール料理であるヒマラヤの煮込み料理をフィーチャーした、『カルディ』らしい独創的な一品。
濃厚な鶏白湯味のつゆには、にんにくやウコン、クミンといった香り高いスパイスがたくさん入っており、食べやすい口当たりとスパイスの効いたさわやかな刺激のギャップが新鮮です。
なお、骨つきの鶏肉や、日本ではあまり鍋に入れるイメージのないトマトやかぼちゃといった具材を入れると、より本場の雰囲気を味わえますよ」
がっつりと食べやすさの両立
『〆まで美味しい 炒めにんにく醤油鍋つゆ ミニパック』
最後に紹介してもらったのは、数多くのヒット鍋の素を世に送り出してきた「ミツカン」が昨年発売した『〆まで美味しい炒めにんにく醤油鍋つゆ ミニパック』(税込378円、メーカー小売希望価格)。

「ミツカン」の鍋つゆの売り上げで堂々のNo.1を獲得したという大人気商品
「この商品は2020年くらいから流行りだした、濃厚なラーメン系鍋つゆの流れを汲んだ商品です。従来、このジャンルでは有名ラーメン店とコラボした商品など、もとの店舗の味を再現した尖った味わいが多かったのですが、鍋業界の雄である『ミツカン』が、パンチがあるのに食べやすい、万人ウケするバランスにしてくれました。
具材にモツを入れてもつ鍋風にしたり、シメに中華麺を入れたりと、いろいろアレンジできるのも気に入ってます」
最後に、安井さんにここまで紹介してもらった「鍋の素」にも通じる、2022年の鍋のトレンドについて聞いてみた。
「今年の春夏は、ファッションの世界ではレモンイエローやコーラルオレンジといった明るい色が流行りましたが、実は食の世界でもレモンやゆず、オレンジといったさっぱりとした味の柑橘類がトレンドでした。
一方で、韓国チゲや中国火鍋といった外国発の鍋や、コロナ禍の影響で広まったひとり鍋ブームに端を発した、シェアする必要のない個性的でインパクトのある味わいの鍋も人気ですね」
――ひとえに“鍋の素”と言えど、味のベースや具材は千差万別。食べた鍋の種類では右に出る者はいない安井さんおすすめの鍋の素、スーパーなどで見かけたらぜひ手にとって味わってみては?
取材・文/TND幽介/A4studio
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