#1はこちら
#2はこちら
#4はこちら

忽那汐里さんの妹役をやりたい!

――3歳の頃にCMで芸能界デビューされましたが、その頃の記憶はありますか?

本田望結(以下、同) 初めの頃は顔が映らない、お父さん役の方と手をつないでいる手だけの出演とかもありました。フィギュアスケートにもつながりますけど、お芝居がしたいっていうよりは、たくさんの人が私を見ていて、そこでなにかを披露するということが、その頃からすごく好きでした。

「絶対受かる」と感じた『家政婦のミタ』のオーディション秘話。「心臓が震えて、眼球が震えた」フィギュアスケートの緊張感。本田望結にとっての“女優”と“フィギュア”とは_1
すべての画像を見る

――7歳の頃に出演されたドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ)は視聴率40%を記録する大ヒットでした。どんな思い出がありますか?

この作品もオーディションだったんですけど、大規模なもので、たしか3次面接くらいまでありました。

実はそのオーディションを受けた理由のひとつとして、のちに事務所の先輩になる忽那汐里さんがいて。もともと忽那さんがすごく好きで、忽那さんが阿須田結役(本田さんが演じた阿須田希衣の姉役)で出演することを知らされていたので、「忽那さんがお姉ちゃん役なの? だったら私はその妹役をやりたい!」と思って、オーディションを受けたんです。

最終オーディションがふたりの兄役(阿須田翔役、阿須田海斗役)、妹役ひとりを含めた3人1組の合同でいろいろな組み合わせを試す形で行われました。そのときに「希衣ちゃんは私にしかできない!」って、それまでに経験したことがないほど強く感じたんです。その気持ちは、いまでも鮮明に覚えています。

そのとき、「あのお兄ちゃんとあのお兄ちゃんで、私が希衣ちゃんをやりたい」って感じたのが、結果的に共演することになった中川大志さんと綾部守人さんだったんです。