#6 「THE SECONDは売れてないおっさんが集められて、殴り合う孤独」
#8 もしもTHE SECONDで金属バットが優勝したら果たしたい、たった一つの夢

【金属バットインタビュー】
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もしもTHE SECONDで金属バットが優勝したら…

――1回戦の対戦相手がマシンガンズさんです。いい組み合わせですね。

友保
 いや、いきなりよくないですよね、しょっぱな「誰やお前ら」対決。何にもわかんないですからね、どういうもんかわからんから。まぁ元気に前向いて大きい声出します。笑顔で。

――NSC(吉本総合芸能学院)で習ったことを。

友保
 腹から声出して、それしかないもんな。

小林 みんな僕らを見て考えだすんでしょう(笑)。

金属バットが感じたM-1とTHE SECONDの違い。「オッサンオバハンばっかりでM-1ほどのピリピリはなかったけど、1人だけM-1の顔してる芸人がおって…」_1
金属バット:小林圭輔(左)と友保隼平(右)
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――もし優勝したら……翌日、同局のいろんな番組を回ったりするじゃないですか。

友保
 全部断りますよ。嫌でしょ、見られへんでしょ。じゃんけんしたくないですよ。

――『めざましテレビ』で優勝ネタやって、めざましじゃんけんする金属バット。

小林
 それ入らんように集英社オンラインが終日取材で抑えといてくれたら。

――12時間耐久、朝から飲み食い放題みたいなのでいいですか?

金属バット
 やるしかないですね。

――その飲みの席に順番に報道陣を呼ぶスタイルで。

友保
 最後喧嘩になるんじゃないですか?

小林 でもメンズノンノも同じこと言うてきたらそっち受けちゃうと思う。

友保 俺ら見て世の中のちびっ子達は喜んでくれますかね? 俺らは子供の笑顔が見たいから漫才やってるだけで…。

――「子供の笑顔が見たいから…」は私が最初に取材した時から一貫して言ってますね。

友保
 そうなんですよ。本心なんで。

金属バットが感じたM-1とTHE SECONDの違い。「オッサンオバハンばっかりでM-1ほどのピリピリはなかったけど、1人だけM-1の顔してる芸人がおって…」_2
さくらももこのエッセイが好きという金属バット

――金属バットの漫才が夜7時台に見れてちびっ子たちもうれしいでしょう。

友保
 ただ俺は子供には7時には寝てほしいねん。日が沈んだら寝るのよ、子供は。

小林 深夜2時に起きてまうて。

友保 2時に起きたらまた寝たらいいねん。そもそも今の子供はテレビなんか見ないでしょ。YouTube見てるでしょ。

――子供に圧倒的に人気なのが『逃走中』だと思うのですが、優勝したらそのオファーもくるかもしれません。

友保
 俺は光の速さで捕まりますよ、走りたくないんで。そもそも俺らが『逃走中』出たらマジで犯罪者じゃないですか。『Grand Theft Auto』みたいな。あんまりテレビ出たくないんですよ。