
櫻坂46増本綺良「考えたことを“ペッ”と言ってしまう」予測不能発言で人気上昇中。 今年の目標は「昨年末の大掃除を春までに終わらせる」
櫻坂46の注目株、増本綺良(ますもと・きら)。インタビュー前編では「爬虫類愛」を語ってもらったが、やはり彼女にはどこか独特な魅力がある。ということで、後編では“櫻坂46の最終兵器”とも呼ばれる、彼女の「キャラクター」にスポットを当て、素顔に迫る!
櫻坂46増本綺良インタビュー後編
「どんなキャラでも認識されるのはうれしい」
――増本さんといえば、感性や発言が独特な奇想天外なキャラクターとしてファンから愛されています。自覚はありますか?
増本綺良(以下、同) よくわからないんですけど、昔から考えたことを頭の中で整理せずに“ペッ”と言ってしまうので、それが予測不能だと思われるのかもしれません。
早口すぎて聞き取れないと言われるくらい、考えるのと同時にしゃべってます。ただ、どんなものでもキャラクターがあるって認識されるのはうれしいです。
(同じ2期生の)大沼晶保という不思議な仲間もいるのも心強いです。

櫻坂46の増本綺良さん
――天然コンビとしてふたりはバラエティで大活躍ですもんね(笑)。
あとは幸阪茉里乃とも仲がいいです。人前ではいつも私が幸阪を笑わせているように映っているかもしれませんが、ふたりでいるときは幸阪が変顔してきたりと普段は私のほうが笑わせられてます。
でも、その変顔も表だと「恥ずかしいからヤダ」と言ってやらないので、素顔は私だけ独り占めしている感じがあって優越感があります(笑)。

「ずる賢かった」子ども時代
――増本さん自身、どんな子どもだったんでしょうか?
ずる賢かったと思います。「今日、家に帰ったら親に怒られそうだな」と思ったら、友達をつれて家に帰ったり。
中学校のときは、吹奏楽部に入っていてトランペットを担当していましたが、実は……基本の音すら出せませんでした。高音のところは、“自主カット”といって吹いてるフリをしてコンクールに出たこともあります。
――ずる賢い!(笑)
櫻坂46に加入したときも先輩の守屋茜さんや渡邉理佐さんによくおんぶしてもらっていて、そうするとマネージャーさんがカメラを持って「いい写真が撮れる」ってうれしそうに寄ってくるんです。
そうやって思い出を形として残そうとしてました(笑)。

成長したこと、今も苦手なこと
――櫻坂46で活動を開始してちょうど3年が経ちました。成長したと思う部分は?
辛いことの対処法でしょうか。MV(ミュージックビデオ)撮影は楽しいんですが、靴擦れして痛くなったり、冬だととても寒かったりするんです。
でも3年もやっていると、痛くなりそうなところにあらかじめ絆創膏を張って靴擦れを防げますし、寒い日の撮影でもどこにカイロを貼ればよりあったかくなるのかを学びました。その点は確実に成長していますね。

――そこですか(笑)。いまだに苦手なことは?
すごくドライアイなので今でも撮影中のまばたきのタイミングがわかりません。
集合で撮るときは長い時間、目を開けてないといけないですし、機械で風を送られるといつもコンタクトが外れそうになります。
それと逆光も苦手で……。今回の撮影でも逆光のカットがありましたね(笑)。

新曲では「ラップ」に挑戦
――耐えていただきありがとうございました(笑)。さて、2月15日に5thシングル『桜月』が発売されます。注目ポイントは?
いつもはバタバタと歌詞やダンスの振りを一生懸命覚えてやるんですけど、今回は比較的スケジュールにゆとりがあって、しっかり覚えた状態でMV撮影に臨めました。
なので、MVでは表情づくりに集中できたので注目してほしいです。あと歌詞もすごく詰まっていて、楽曲の主人公を頭の中で追いかけやすいし、状況や気持ち、風景も浮かびやすい曲だと思います。
個人的なところでいうと、「卒業式まであと何日?」というラップ調のパートは早口で難しかったからすごく練習しました。
振りも土生瑞穂さんと松田里奈さんとそれぞれかぶらないように試行錯誤したので、そこもポイントです。
――『桜月』で増本さんは初の表題曲のメンバー入り(表題曲3列目)。
周りにいるメンバーがガラッと変わったので、息が合わなくてぶつかっちゃったら申し訳ないなとか、振り入れも早いのかなと不安でした。
でも、両サイドの土生さんと井上梨名さんがとても話しやすく、いろいろと教えてもらいながら楽しくMV収録に挑めたのが幸せでした。

目下の目標は「道案内」と「大掃除」
――1月には3期生の加入も発表。増本さんにとって初の後輩ですが、どんな先輩になりたいですか?
ダンスなど技術面のことは教えられないので、その代わりに道案内をしたいです。
――と、言いますと?(笑)
最初の頃って意外と(室内移動の)収録スタジオまでの道のりとかが全然わからないんです。私もよく迷子になってマネージャーさんに探されてましたし。
でも周りに聞くのも申し訳ないんです。だから、私はその気持ちをまだ覚えてるので、率先して道のりを教えられるんじゃないかと。地図も書いてあげたい。
――それって増本さんが方向音痴だっただけでは……?
あ、そうかもしれないですね! 確かに私以外の同期メンバーは迷ってなかったです。でも私みたいな子もいるかもしれないのでしっかり準備しておきます。

――では後輩への道案内以外で、2023年の目標を教えてください。
2022年の年末の大掃除が全然終わってないので、それを春までには終わらせたいです。
――(笑)。将来的な目標は?
撮影中に表情の作り方がわからないときに、マネージャーさんから「〇〇先輩の写真集見てみたら?」とアドバイスを受けることが多いんです。
だから私も後輩の子が同じ状況になったときに「綺良さんの表情を見てみたら?」と言われるような、見本になれる先輩にいつかなりたいです。
――急に真面目!(笑)。ありがとうございました!
取材・文/武松佑季
撮影/田中 亘
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