フィリピンの刑務所で指示をだすのは何者なのか?
自首した自衛官といい、親孝行だった永田容疑者といい、躊躇なくタタキ(強盗)ができる凶悪犯のイメージとは程遠い。そんな彼らを駒のように自在に操り、犯罪収益を吸い上げていたのは何者なのか。
「組織暴力を背景に特殊詐欺グループを率いる別の犯罪者集団と接点があり、本人は詐欺を生業としていた北国育ちの40代の男です。海外逃亡中に現地の入国管理局に拘束され、現在はフィリピンの拘置施設にいて、足のつかないプリペイド式のスマホを使って外の仲間経由で“仕事”を発注している。仕事先は特殊詐欺グループから横流ししてもらったリストから選んでいるとみられます。日本では想像できない世界ですが、フィリピンではカネとコネを活用すれば“別荘の中”でも自由を謳歌できるようですよ」(社会部記者)
殺人被害者まで出した事件の首魁は、いつまで枕を高くして寝られるのか。日本の捜査当局の威信が問われている。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
Twitter
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班