大好きなぽっぽ焼き
私は新潟県で生まれ、小学2年生まで阿賀野市で過ごしました。
家の周りは田んぼに囲まれ、庭に雉が来たり、クマが出たり、とにかく自然豊かなところでした。学校帰りは友達と田んぼの畦道を歌って歩き、近くの小川でザリガニ釣りをする。冬には辺り一面雪が降り積もり、銀世界になる。まさに絵に描いたような田舎生活を送っていました(あ、カタツムリもいっぱいいましたよ)。
元気いっぱい外を駆け回って遊んで、何にもないけれど、すごく満たされた生活だったように感じます。唯一困っていたことといえば、鼻水が止まらず目が痒くて仕方なかったこと。新潟を出てから知ったのですが、私はイネ科のアレルギーでした。どおりで苦しかったわけだ。
両親がアルビレックス新潟のファンだったので、よくビッグスワンにサッカーの試合を観に行きました。ビッグスワンの周りにある公園で遊んだ後、よく食べていたのが新潟グルメの“ぽっぽ焼き”です。
ぽっぽ焼きとは、長細い形をした黒糖蒸しパンのようなもので、しっとりもちもちした食感がたまらないB級グルメです。新潟県の下越で、よく屋台などで見かけます。小さい頃の写真を見返すと、ぽっぽ焼きを食べている姿がたくさんあって、私にとって思い出の食べ物です。今でも下越へ行くことがあれば屋台を探して必ず食べます。通販もあるのですが、やっぱり蒸されてすぐの出来立てがたまらなくおいしい!
考えているだけでお腹がすいてきました。実はかなりの大食漢で、今この原稿を書いている机の上には、先輩からいただいた大好物のビスケット菓子が・・・。
今度、食べ物についても書くことにしましょう(笑)。