#2 梅宮辰夫の娘として、ずっとオープンにきたので、この生き方は変わらない。ライフスタイルを見せることを仕事に生かしていくことも」梅宮アンナが語る“相続の苦労”と“パパへの想いはこちら
名俳優・梅宮辰夫さん(享年81)が亡くなり、丸3年が経った。
一人娘である梅宮アンナさん(50)とその母・クラウディアさんの怒涛の日々はようやく落ち着きをみせはじめている。
「母も78才。目がよく見えないとか、先日ニュースになった大動脈解離で入院したりとか、身体のあちこちに変化が出てきています。年齢的に明日なにかがあるかもしれないし、100歳まで生きるかもしれないし。私だってもうアラフィフ世代ですからね。
母とはいま一緒に暮らしていますけど、例えばケータイを使いこなせない姿にイラっとしちゃうときだってある。小さい赤ちゃんと違って、親は動かせないし、口喧嘩しちゃうから、いちばん大変な生き物かも(笑)。
食事は2人で外食メインなんですが、最近はなるべく一緒にいないようにしています、前向きに。
3年かけて、ママを元に戻すつもりでやってきたけれど、まだ『パパがいなくてさみしい。やっぱり男の人がいないとダメよね』とかポロっと言うから、カチンときちゃうときもあるんです。
母にとって“パパ”を超える人なんていないけれど、だれかに頼るのが心地いいんでしょうね。きっとそういう人こそ結婚に向いてるって思う」
――お母様はアンナさんに再婚してほしいと思っているのでは? 梅宮さんもよくそう仰っていました。
「そうなんですよ。毎日毎日、それはないって説明しても、次の日には『誰かいい人いないかしら?』って。『家にいたら出会いがないから外に行ってきなさい、帰ってこなくていいから』って言う。
私は自分の頼りは、自分。ほかの人を頼るのが好きじゃないところがあるんです。それにどこかで面倒くさいって思っちゃってる。彼氏ができてもいったい何するんだろうって瞬時に思っちゃうほどで、ひとり家でNetflix観てるほうがシアワセなんですよね。
もし相手を見つけるとして、理想は2、3歳上か5、6歳下。たいてい結婚してますよね(笑)。
仮に結婚してないひとでも、私がバツイチだから警戒される。周りを見回しても中途半端な人しかいなかったんです。それでも母は、お見合い相談所みたいなところに登録しなさいって今でも言ってきます。
でも私はマッチングアプリをやってみたくて試したことがあるんですよ」
――まさか梅宮アンナさんがマッチングアプリ!
「実は一回、アカウント作ってやってみたんです。あるタレントの友達が『このアプリいいよ、これで私はほんとうに交際してる』って教えてくれて。
顔写真はロングヘアのときのを使って、顔は伏せて、名前をだすのも怖いので偽名にしました。そしたら『すぐ会いましょう!』って……。携帯の音が止まらなくなって、怖くてすぐにやめちゃいました。キケンがいっぱいだなって思った。
やっぱりこの仕事しながら結婚って、成り立たないような気がするんです。合わないふたりが結婚すると、あんまりいい思い出が残らない。まだ一回しかしてないから言い切っちゃっていいかはわからないけれど(笑)。
“理想の結婚”って難しい。相手がお金を持ちすぎでもなさすぎでも困るでしょう。
過去に山あり、谷あり、谷ありだったし……。そう考えると、ひとりのほうが幸せだと思う。事故がないから!」