衝撃の結果……私、妊娠できます?
約3週間後、結果はメールで到着。添付されたURLを開いて、愕然。
ラクトバチルス、私の子宮内にほぼいないじゃん!
驚きつつ詳細を見ると、子宮内フローラの状態(割合)は次の通り(メールで届く書類には、検出された菌類の詳しい名前とそれぞれの割合が書いてある)。
細菌性腟症リスク細菌 67.8% ※これがいわゆる悪玉菌
そのほか 28.3%
妊娠において大切な善玉菌であるラクトバチルスが、なんと3.9%しかいない。3.9%って、ほぼいないも同然なのでは……?
この「子宮内フローラCHECK KIT」の結果の見方について、本製品を扱うファミワンに所属する看護師、石橋双葉氏にお話をうかがった。
「子宮内環境はそのときの体調で変化します。悪玉菌がある程度いるという結果の場合、悪玉菌によって善玉菌が減ったことも考えられますね」
筆者のように、健康体でそこまで生活習慣が乱れていないような女性でも、結果が芳しくないことは珍しくないのだとか。悪玉菌が多くなる原因をお聞きした。
「忙しくて生理用品を替える頻度が少ないことや、ウォッシュレットが原因で細菌をもらってしまい、その結果悪玉菌が増える場合もあると考えられています。
実は、子宮内フローラが最も乱れている年代が、30代だというデータがあるんです。30代は働き盛りで、生活リズムや食事バランスが崩れている方も多いですよね。例えば、コンビニお弁当などには腐らないための保存料が入っていますが、そういった成分によって、体内にいる善玉菌がダメージを受けてしまうこともあるようです」
また、免疫力が高い人もラクトバチルスが少ない場合があるのだそう。
「免疫力はこの検査キットでは確かめられないのですが、結果を受けて病院で精査した方の中には、健康で丈夫な体の方ほど、免疫力が働いて必要な菌まで退治してしまっているというパターンもあります」